STEP2 で毎週行っているのが、教科書を使って”ミッケ!”
昨年習ったチャンツ♪ with my eyes,I can see…,と私が始めると、子供たちは”ミッケの合図”と気づくようになりました。
私:I can see a black cat!
子供たちは一斉ににテキストを開いて探します。
活動目的①
☆フレーズの中から必要な単語を拾う力を身につけること
このクイズで言えば、a black catなのでそのまんまなのですが、他の問題例としては
I can see a dog sleeping in a hammock.
など、長いものもあります。
dog???まずは犬を探して・・・・
そうすると、いろんなページに犬が見つかる!
I found it!
だけどそこじゃあないんだな~。
そうなると他に聞き取れる単語としては、sleepingもしくはhammock.
なかなか見つけられない中、
ある子が”あれ?もしかしてこれ?”と気づいた様子。だけど自信なさげ。
私をちらっと見つめる視線。
間違っていたらいやだな~という緊張もあるようで、元気いっぱいすぐ手を挙げられないこともあります。
私の目を見つめながら、おそるおそる・・・
I found it!
その声にみんなが一斉にその子が開いているページを見ます。
「あ!ほんとだ!いた!!」
みんなの声にほっとします。
正解だったことに焦点を当てるのではなくみんなの前で意見を言えたことを褒めてあげたい!意見を言ってみて、それが間違っていることもあります。けれど、それはそれ。だれから非難されるわけではなく、またみんなで答え探しを楽しむ。正解、不正解にとらわれず、どんどん思っていることを言えるクラス雰囲気作りにも良い活動です。
活動目的②
☆英語で数字を言う
クイズは全部で3問。
見つけたら
S:I found it!
T:Which page?
S:Page 45!
該当のページを英語で言います。
数字は、テキストの学習事項としては1-10を抑えたのみ。
しかし、こうした楽しい活動を通して、”習ってはいないけど、そんなふうに言うんだな〜”と、いつの間にか10以上の数字の言い方を習得していきます。
テキストに登場することだけ学習する、というスタイルはとっていません。
今使えたらいいな、そう思うことはテキストの進行に関係なくどんどん取り込んでいきます。
だから、いずれテキストの学習単元として登場した際には
「もう知っている」
ということはよくあることです。(数字に関してだけではなく)
習ったから知っている、習っていないから知らない、と受け身になる学習ではなく、習っていなくても、なんとかしてみよう、多分こういうこと?と考える力を持ってほしいものです。
ミッケの良さ
たった3問のミッケ。時間にしたら5分以内。早いときは2分くらいで終わります。そんな短い時間がとっても大事な時間。
・英語フレーズから必要な部分をとらえる
・数字をランダムに言えるようになる
そして、何より大事なことは
・クラス雰囲気が良くなる!
みんなで楽しめる!明るい気持ちになり、その後のレッスン時間ずっと楽し気持ちが続きます。結果、頑張るので学習効果が上がります。
これから長く共に学ぶ仲間との関係は、とってもとっても大切!信頼できる、自分を表現できる、受け入れてくれる仲間がいるからこそ、力がつくものです。慣れてきたら、みんなで問題出し合いしてみる、なんてこともできるはず!楽しみつつ、レベルもあげつつ、テキストに書かれていることだけではない、色々な角度から学習積み上げていきたいです。