小学生コース STEP3 likeを使って質問しよう


今回のレッスン目標↓
*単語の単数、複数を意識する
*Do you like?で、相手に積極的に質問する

単語導入→a dog/ dogs その使い分けは?

今回の学習ページに登場するのは”動物”の単語。
馴染みある単語ばかりなので、言い方はさらっと確認。

今回大事にしたいのは”単数と複数”
* dog と dogsの違いは?
これは、これまで何度も確認しているから大丈夫。
着目したいのはこちら↓
*Do you like dog?じゃなくて、Do you like dogs?なのはなぜ?
うーん…なんでだろう…
私から説明するのではなく、子供たちに尋ねることで、子供たちが考えて(これまで身に着けてきた知識と合わせて)意見を出し合います。
大人が一方的に説明したことって、ほとんど記憶に残りません…。
単数、複数に限らず何でもそうですが、1度確認したから覚える!なんて本当に難しいものです。
STEP1から同じことを何度も耳にし、形を変えて使用して、別の形式で当てはめてみて、違う角度から考えて…そんな繰り返しがあって、しっかりとした理解が身に付きます。
Sunnyの中学生は、学校で文法面の解説を受けると「それは、もう感覚で分かる」と思うことが多いようです。逆に、中学から英語を始めた子に接すると「本にそう書いてあったから」という認識でしかインプットされていません。感覚で使い分けられるようになったのは、やはりスパイラルな積み重ねがあったから。

Interview: Do you like ~?

テキストには既に質問項目が記載されているのですが…そのまま質問してもつまらないので、自分たちが質問したい内容を4つ考えてもらいました。
英語の言い方を知らない単語も使用可。
*”Do you like〜?”とそれに対する返答は必ず英語。
そこだけを守って、自分たちが質問したい内容を堂々と質問することを重視。
聞いてみたいことを聞く、だからインタビューは楽しいんです。
どのペアにも笑顔が見える!私に質問する子もずっとニコニコしています。

英語で言えない単語の言い方はもちろん教えてあげますが、強制ではありません。
しかし、何度も質問するうちに、最初は言えなかった英単語がさらっと言えるようになります。
強制しなくても、やっぱり自分が言いたいことは言えるようになるものです。私に頼ることなく、自分で英語フレーズ全て言えるのは、やはりとっても嬉しいもの^_^

自分で考えるから楽しい

テキストのインタビューコーナー下に、ちょっとしたワークがついています。
今回は行わない予定でしたが、一足先にインタビューを終えた子が、そのワークに興味を持ち、質問してきました。

「これって何するの?」「どういうこと?」
↑もちろん、私からのヒントはなし。
インタビュー終えた子たちみんながその箇所に注目。
「うーん、oneは1だ」
「あ、これdogって書いてある」
「これyellow」なんてぶつぶつ言い始めて、
「あ!!!分かった!!!!」と急に鉛筆を手に持つ子供たち。
その“分かった”の瞬間の表情が私は大好き!
自分で分かるから楽しい。
人から説明受けると、その楽しさが分からないもの。
与えられた課題をこなすことだけになってしまいます。

*どうするんだろう
*どういう意味なんだろう
*どうしたら解決するんだろう
考えることはとても大事。勉強のみならず、生きていく上でいつも自分の頭で考えて選択、試行できる人になってもらいたいと思っています。

今回のレッスン目標→結果は?

今回のレッスン目標に対して。
それがきちんとこなせたかどうかは私の課題でもあります。

*単数、複数理解→単数:a (dog)と 複数(dogs)の違いを口にして説明できた!上述しませんでしたが、単数の場合”a”だけでなく”an”もあることに興味を持てました。
「なんで?」と、知りたい意欲を見せてくれました。
その説明に対して”なるほど!”と、本当に理解したときの反応があったことを嬉しく思いました!←(私が解説始めると、一般的にはどんよりするので…。)

*インタビューにて:個々に質問したい内容を質問することで、積極性が出た!
きっとこんな答えだろう、という予想に反して思わぬ回答があったりするもの。
1人1人の返事に反応し、「へ~そうか」という気づきがある。
それは、個性。自他の違いを理解、認識することも外国語学習で大事なこと。

*自ら考える時間を持てた!
これは私が心底大事にしていること!
”自分で考える”時間を、今回、子供たち自らの行動で開始し、その結果得られる喜びを感じられたことは、本当に素晴らしいことです!

私には私の想い(期待)があるものの、決して強要はできません。
だからこそ、こうあってほしいな、と思うことが自然と成り立ったとき、とんでもなく感動するし、ゾクっとします。今回まさに、そんか気持ちを得た時間でした。

クラス雰囲気は毎回のレッスンで少しずつ作られて行くもの。
一方で、いかに上手く構築されていたとしても、やはり1人1人のその日の体調や感情に左右されるもの。
だから、今回のように、みんなが同じ方向を向いて取り組めた時間はとても貴重。
その空気がみんなに良い影響を与えるから、きっと次につながる、その積み重ねです。

きっと、このメンバーはもっともっとステキに成長していく!
私は、そんな子供たちの成長を見守る、それだけです。

毎回、私(大人)の理想、期待通りにいくわけではないものの、確実に成長していく子供たちを信じて、一緒に時間を共有、見守る、もちろん力をつけていく教室、講師でありたいと思うレッスンでした。

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英語学習4年目になると定期的に英語劇を行っています。テキストを読んで暗記する学習だけでなく、実際の場面でどう英語を使うかをイメージしやすくなるのはもちろん、他にもメリットはたくさんあります。