小学生コース phonics学習の効果はあるの?
フォニックス(phonics)ってご存知ですか?英語圏の子供たちが読み書きを身に着けるために開発された学習法です。このphonicsを取り入れている英語教室はたくさんあります。
Sunnyでは「phonicsの徹底」は行っていません。
しかし、超初級編にはしっかり時間をかけます。(特にSTEP1,2)
その効果が現れるのは少し先、と思っているのですが、最近は既にSTEP1,2でその効果を感じる機会が増えました。
狙って行っていない活動でふと効果が見られるとうれしいものです。
STEP1:英語学習歴5ヶ月
Activity前に、動物を表す英単語の導入。
単語導入にはいろんな方法がありますが、今回は文字を見せて
“what’s thit?”
学習歴からするとちょっと早い気もしましたが、毎週あぶく(phonics)やってるので、とりあえず試してみました。とはいえ、aからoくらいまでしかまだ取り組んでいない状態。
frogをみて、フ……グ??のように、分かる音を頼りにみんなぶつぶつ言ってみると…あれ、もしかしてfrog?と気づきます。
分かる音を頼りに推測!答えが分かるととっても嬉しいようで、みんなで大盛りあがり!同様にmonkeyやbearなどもすぐに当てちゃいます。
STEP2:学習歴5ヶ月〜1年5ヶ月
まずはすべての動物絵カード集め。
動物絵カードをバラバラに置いて、私に読み上げられた動物を選ぶというシンプルな活動。単語の言い方を先に確認することなく、いきなりスタート。
monkeyやhippoなど馴染みある単語は大丈夫ですが、今回は多分これまで1度も出会ったことのない単語”peacock”が登場。
戸惑うかな〜?と思いましたが、読み上げられた瞬間ものすごい勢いで手が伸びました。
「(英語での言い方を)知らないのはこれだけだから分かる!」とコメントあり。
「それ、知らなーい」「習ってなーい」ではない、判断力と行動力、大事ですね。
さてそれぞれの動物が、動物園のどの場所にいるかを考えるためには、”動物を表す単語”を認識する必要があります。
どうやってそれをみんなに提示するか…私としては用意したプランがありました。が、
1人の子が「くじゃくはここ!ピーコックだから、pで始まって、cとkでク!」とあっさり場所を当てました。あまりにさらっと出たその一言で、今回の取り組み方は決定
*単語は提示しない
*自分で考えてやってみる
私がお膳立てしなくても、子供たちには自力で取り組める力が付いていることを認識。
こうしてあげたらいいかな、の先回りした考えは子供たちには不要。
☆自分で考えて動ける人になってもらおう!
と常々思っているのに、結局私は先回りしようとしていた…と子供たちに気づかされました!
各自、文字と絵とにらめっこ。モンキーだから…モ…m!!という具合です。(←カタカナ書きだと微妙ですが。) あぶくが苦手な子ももちろんいます。それでも、細かく手助けするのではなく、少しのヒントを頼りに自分で頑張ってやり遂げました。人からやらされていない、自分でやるときって本当に集中力がすごい!!!黙々と取り組みます。
phonicsは基礎のみ押さえる
phonics学習法は、あぶく読みのような超基礎からどんどんレベルアップしていき、文字を読む力のみならず、リスニング力も書く力もつく!←らしいです…。すみません…あんまり知りません。
そんな素晴らしい学習法であることは有名ですが、私は導入部分のみで終了させています。理由はいくつかありますが、結果から言うと…基礎を押さえた上でsunnyのレッスンを進めれば、読む力も、リスニング力も、書く力も…つきます。ならば、phonicsだけに焦点当てる時間は勿体無いので、総合的に力を身につける時間を大切にしています。ただ、この基礎は本当に大事。だからレッスンでは繰り返し繰り返し行います。その後、子供たち自身がそれをどう伸ばしていけるかは、自宅での音読、リーディング教材等の課題への取り組み方次第です。結局のところ、個人の努力なくして結果は得られない、ということにはなります。
というわけで…いつも同じことを言ってしまいますが、自宅でたくさんCDを聴くこと、そして、音読を怠らないこと。リーディング学習もコツコツ取り組むこと。これに尽きます。
「sunnyって…けっこう厳しいよね…」とつい最近ある生徒さんから言われました。数年通ってなぜ今?と思ったけれど、周りと比較する機会でもあったのかな…?はい。そうです。多分、結構大変です。でも、学習って楽しいばかりではありません。努力して成長していくから楽しいんです。全ては自分のため。頑張りましょう〜。