STEP7は今年中学1年生。勉強熱心なクラスですがどうにも1人1人の学習になりがち。せっかくのグループレッスン。だからこそできることをやりたい!
そんな中、ディクテーションがとっても良い活動。英語の音声を聞き取って、紙に書く!
STEP6以下はクラス全体で、聞こえた内容を口に出してみんなの意見を私がホワイトボードに書いていくやり方。
中学生は、その先へ。自分で紙に書く!かなり集中力要ります。内容的にはそんなに難しくないはずなのに…きっちり聴き取る難しさを感じる様子。
数回聴いて、ある程度完成したら友達と話し合いをして、ペアまたはグループとして答えを完成させます。
自分の書いたものに自信がないから、それを人に見せるなんて…!と、かなりの抵抗感あるようで、「きっと間違ってる…。」と言いながら見せる姿や、相手の書いている内容を見て「きっとそれが合ってる!私のは違う」と即座に書き直そうとする姿など…予想以上に慌てていました。
でも…合ってるかどうかの答え合わせをしてほしいのではなく、お互いにどう思う?と意見を出し合う場なんです。
聴き取って書く、そう聴こえたから書く、でも…文としてなんだか違和感ある…それも大事な話し合いポイント。”なんか、この文、変じゃない?”なら、なんで変なんだろう?聴こえたことだけではなく、知識も必要。
ペア、グループで相談した内容を、クラス全体でシェアします。
話し合って考えた文も、各グループで意見が割れることもあります。そんなときは、みんなで考える。例えば今回、”I’m member of judo club.”という文が発表されました。誰かが、aが要る。と言うので、どこ?とたずねるとa judo club.と。反対意見も出ます。いや、aは要らないのでは?と。結果、”要らない”という意見でまとまりました。
「要るよ」と私が伝えたら、「え???」ざわざわ…となります。そこからI’mは私1人だから、1人のメンバーだ!I’m a menber of〜。なるほど!とスッキリ。聴き取り力プラス知識。そして、それを1人ではなくみんなで相談する。どうしても、相手に悪いかも…と遠慮して人の書いた内容に意見出せない姿がまだ見られます。でも、それは決して否定の言葉ではなく、こうだと思うよ、という1つの意見。相手に悪くもないし、言われた側もそういう考えがあるな、と思う、それだけ。
間違ってたら嫌だ、と本当によく言うんです。子供たち。なんでそんなに間違いが怖いのかな。間違えたから、その分知識が増える!次につながる、それだけなんですが。
ディクテーションとグループワークを通して、”間違いを恐れない” “人の意見を聞く” “自分の意見を言える”そんな機会をどんどん作りたいと思います。
これまで何年も一緒に学んで来た仲間だから、お互いに嫌だなんて気持ちは微塵もないはず。それでも…こんなに話し合いに対抗があるとは思いもしませんでした。成長とともに、恥ずかしい気持ち、間違いを見られたくない気持ち、意見するのは避けたい気持ち…たくさんの想いがあるんですね。それでも、ここに集まる仲間とは、そんな気持ちを取っ払って話し合える関係になってほしい。そして、みんなで協力しながら学習できる場になってほしい、そう思っています。