STEP7 中学生クラス 分からないから楽しい!

クイズです!
Q:(      )に入る生き物は何でしょう?
(               )have more than 2,500 teeth.
(               )sleep twenty minutes a day.
(               )taste with their feet.

???だらけの活動

今回のActivity のテーマは” Surprising Facts”.
机の上に動物の名前が書かれたカードと、上述したようなクイズの文のカードを、ばさっと置いてスタート。

動物カードにも、クイズカードにも分かる単語と分からない単語があります。
単語は分かっても、どう訳していいのか分からないものもあります。
辞書など利用しながら文を解釈できても・・・・それに該当する動物がさっぱり分からないという状況が起きます。
ペアで協力、相談、予測・・・・時間をかけて完成!!

英語を英語で理解する

レッスン直前、急に思い立って”英英辞典”使うことにしました。

生き物カードのうち知らない単語があった場合、英英辞典で調べた説明を提示。
子供たちはそれを読むことでなんの生き物かを推測。
”英英辞典だよ”なんてことは一言も言っていません。当たり前のようにさらっと英文提示。推理ゲームの感覚で楽しんでいました。
英英辞典なかなか良いかも!もうこれくらいの内容であれば解釈は余裕な様子!

なんの生き物か分かります?けっこう難しいかも!?

ちょっと話それますが・・・・
Sunnyの子は、一言一句解釈しようとしない、ふんわりと全体をとらえて予測、解釈できることが素晴らしいな、と常々思っています。
小さいころから、「完璧には分からないもの」「なんとなくこういうこと」という曖昧さにさらされてきたことで、「なんとなく」を受け入れる力がある!それって大事だと思っています。
例えば、
*長文を読むとき、知らない単語を飛ばして読み進められる。大事そうなものや、知っている単語で内容をつかむ
*リスニングで、聴きとれるものをつかむ、全体の内容から大まかな理解をする。

全てを理解しないと前に進めない、ということはない子たちです。
中学生から英語を始める子にはなかなかこの感覚は難しいものです。(←知らない単語、文法が登場するとそこで立ち止まる傾向あります。)
日本人は、間違いを恐れて言葉が出ないと思うんですが、
・多分こうかな
・まあ、だいたいこういうこと?
の感覚が当たりまえに存在するのは良いことだと思っています。
(あくまで私の個人的感覚なので、それがどうか、は全く分かりませんが・・・・。)

分かり切ったことはつまらない

STEP7に限らず、私が全クラス共通で大事にしていることは
答えが分からないところからスタートすること。
最初から分かり切ったことを学ぶのは本当につまらない!

それは、低学年なら少しごまかせても、高学年になると子供たちの反応はダイレクトにこちらに響きます。つまらないことはつまらない!表情に出ます。

中学生ともなると・・・・学校で毎日のように英語を学習し、分かり切った内容を何度もリピートさせられ、ただただ流れ作業で文を書かされ・・・・
「先生が言うから、それをやればいい」なんて、発言多々あります。
ですね・・・・。分かります・・・。私も中学生の娘を持つ一母親なので。
楽しい楽しくないではなく、目の前に課題とテストが待ち構えていて、評価があって・・・・。それが現実だな、と思い知らさせます。

それでも・・・・それだからなお!中学に上がる前まで「英語楽しい!」と感じていた感覚をどうにか持ち続けてほしいと思っています。
決まったことをやらされる学習ではなく、知りたいこと、分からないことの答えを求める学び方を行いたい!

ついつい前のめり。そしてワイワイしています。あ!分かった!というときの笑顔は最高!

(              )have more than 2,500 teeth.

さて、今回のSurprising Factsのうち、一番分かりにくくて、しかもびっくりしたのは、↑この文章。
答えは・・・・Snails!
え~???口の中どうなってるの???
と疑問に思ったら、1人の子がスマホで知らべてくれました。
その画像を見て、さらに衝撃!!
「いや~!!!!」
「え~!!!うわっっ、やめて!」
気になる方は、是非調べてみてください。
う~ん・・・・まだ頭に鮮明に焼き付いています、あの画像!!!

やらされてやる内容は記憶に残りにくい。
自分から取り組んだこと、興味を持てたこと、知ることを楽しめたことそれらはきちんと印象に残ります。
分からないって、やっぱり楽しい!
分かりたいって気持ちは、学習意欲を高める!
今だけでなく、これから先も”興味を持って学ぶスタイル”が自然であってほしいと思います。少しでもそんなスタイルが身についてくれたらうれしいです。