小学生コース STEP4 英語学習への意欲アップ!その理由は?

どのSTEPでも、1年の中に”成長”を感じる時期があります。
STEP4は最近まさに、その時期!
やってみたい!できた!の気持ちにあふれています。
それって…他のクラスと何が違う?何が作用している?
その答えの前に、まずは、最近の子供たちの様子をいくつか紹介します。

リーディング

自宅学習のリーディング本。
レッスン最初の時間に私の前で1人ずつ読んでもらいます。
これまでは読んでくるのみでしたが、最近本文をノートに書いて来てくれる子が増えています。私から指示していないのに!
それを見た子がやってみたくなって、気付けば数人が取り組み中。ステキな連鎖です!

字がきれい!!ノートにテキスト本文を書く課題はSTEP4からスタートしました。まだ数か月でこのきれいさ!

リーディングを始めて1年~2年。
継続して読むことで、全体的に’読む力’がだいぶついてきている実感がありますが、その中でもノートに書いてくる子はさらにグッと上手になっているのを感じます。

1度書いてみると何かもっとやりたくなるようで
*知らない単語を辞書を引いて調べてくる
*日本語訳してくる
などもちらほら。
「こんなことやってみたよ!」と、とっても嬉しそうに私にノートを見せてくれるその笑顔は本当にステキです。
子供たちはいつでもやる気にあふれています。
やらされるのではないく、やってみたい気持ちが大事ですよね。

待ち時間を有効に使う

さて、私が子供たちのリーディングを1人1人聴いてあげる時間は、それ以外の子は何してるかというと
「することな~い。ヒマ~」
なんてことは絶対あり得ません。
やることはどれだけでもあります。

宿題チェック

最初に私から答えのチェックを受けた子が次の先生役として、別の子をチェック。
そして、先生役をその子へ託す、というように先生役がバトンタッチされます。
先生役って人気があるのですが、いざやってみると分かる!結構大変。
必ず英語で質問することや、間違いに気付いて教えてあげることも必要。
きちんと理解できていないと先生役にはなれません。

私が見ていなくても、きちんと英語で先生役。

新たな課題

宿題チェック後に取り組む課題も用意してあります。
課題箇所は提示しますが、どう取り組むか、詳細は説明しません。
内容を見て、自分で考えて取り組んでもらいます。

「あー分かった~!」
とピンときてすぐ取り組む子もいれば、分からなくて困る子もいます。
困ったまま固まってしまう子もけっこういますが、それでは何にも解決しません。
分からないならどうすれば良いか、それを考えて行動に移せる人になってもらいたい。
「分からないから教えて」の一言はとても大事。
声をかけられた子は、自分では理解していても、それを人に説明するのって難しいもので、理解してもらうまで一生懸命伝える姿見られます。
伝える大変さ、理解しようとする姿勢、お互いにとって良い時間です。

待ち時間はついついおしゃべりしたくなるもの。以前より減ったとはいえ…しゃべってしまう子はいます。
注意するのは簡単だけど、それってあまり効果なし。
今みんなで取り組む時間だという意識が1人1人きっちりもてる日が早く来るといいな、と思っています。あと少し、かな。

劇を演じる

各ユニット最終日は、お楽しみのユニット劇を演じます。
ストーリーのベースはテキスト本文ですが、多少アレンジはOK。
これまでに習ったフレーズを使ったり、単語を入れ替えたりして自分たちらしいものを考えます。

子供たちに意見を出してもらい、それを軽く私がまとめます。
5分くらいでパパっと決めます。練習はほぼなし。いきなり本番!

会話の順番を変えて、声の調子に変化をつけて・・・。練習ほぼなしで自分たちで劇を進めていける!すごいな〜

この「意見を出す」時間がとても大事だと思っています。
手を挙げる子は挙げる。
それに対して何も意見を言わなければ、出た意見でまとまります。
私は、「反対意見ある?」なんてみんなの意見を1人1人聞いてあげるほど優しくありません。
反対したかったり、自分に考えがあるなら、手を挙げてきちんと述べる。
そうせずに不満を持つならば、それはその子が自分で解決すべきこと。
だから、言いたいことは必ず言う!
毎回少しずつ意見が活発になってきています。

先生役が授業しているふうに後ろ向きで演技。そこからみんなに関わる。なかなか本当にありそうな雰囲気!

最初に考えたシナリオで1度通してみると、「もっとこうしてみようか?」という意見も出てきます。この時間も大事。
計画→実践→検証→再チャレンジ→成功→大満足!

生徒と先生の会話からスタート。それが自然とテキスト本文につながる!おーなるほど!と感心。←検証後に出たアイディア。素晴らしい!

単語テストでやる気アップ

最近1番成長を感じたのが単語テスト!
STEP4になって始まった”単語テスト(プリント)”は、各ユニットに1回。
先日3回目の際、全員が今までより断然速くテストを終えました!
「こんなにできたの初めて!」
「途中でテキストを確認しないでできた!」
「2枚目のテストやるの初めて!」(←2枚目のテストとは、さらに難易度が高いテスト)
「単語が書けるようになった!」
喜ぶ声がたくさん。とっても達成感があった様子。やはり、”できる”と分かると嬉しいし、もっと頑張りたくなるもの。
次回はもっと頑張れるはず。

成長の理由とは?

明確に、「これがあったから成長した」という手っ取り早い答えはありません。
ここに至るまでの数々の要素が合わさって出た結果です。
*STEP4に至るまでのコツコツとした取り組み
*今持っている力を十分に活かしていくれるテキストの存在
*年齢とともに、仲間とのコミュニケーションをはかる力があがったこと
*自分で考える習慣がみについてきたこと
*やってみたらできた、という成功体験の積み重ね
*またできる、やってみようという意欲の向上
などなど…とにかくこれまで培ってきた要素がたくさん。

なにしろ、急に身に付く凄技があるわけではなく、全ては積み重ね。
やるべきときに、やるべきことを怠らずに取り組めた人から順に得られる成長です。
1人1人の学習であれば、1人にしか結果は出ませんが、仲間と取り組んできた結果は、やはり仲間と共に得られるもの。
個人差があって、1人では乗り越えにくい壁も、仲間との関係で刺激を受けながら超えられることもあります。一緒に成長できる仲間との学びって良いですよね。

山あり谷あり・・・その先に結果は必ず待っている!

子供たちはいつもいっぱい輝いていて、本当にすごいな〜と感心することばかり。
意欲にあふれていて、挑戦したいことがたくさん!
頑張り屋で、負けず嫌いだけど、たまに練習サボってうまくいかずに涙することもあり…それでも次がんばって克服して満面の笑み。
たくさん笑って、たまに涙して、その分また頑張って。
毎日いっぱい学んで成長しているんですね。
週に1回しか関わることしが出来ない身ですが、その1回が、成長著しい子供たちにプラスの影響を与えられる場でありたいと思います。