使用しているテキストは、どのレベルになっても、自己表現(発表)の場がたくさんあります。高学年には少し抵抗がありつつも、なんだかんだやり遂げます。低学年は発表のテンション高めです。最近ではテキストを開いただけで、発表し始めようとする勢いです。
先週、既習ページの会話文を自分たちのことに置き換えてペアで発表しました。*やりたい子は、何度でもやりたい!一度終えても即挙手!
*勇気が出ない子は、「できれば、このまま逃げ切りたい…」という様子。
1人、2人と手を挙げて、発表が進みます。恥ずかしい!けど思い切って発表してみると、周りの子は笑わないし、間違えたって誰からも否定されません。そのことが分かれば回を重ねるごとにスムーズに手を挙げてくれるようになります。(前回、最後まで手が挙げられなかった子が、今回早めに手を挙げてくれました!うれしい!)とはいえ、どうしても勇気出ない子はいます。みんなの発表が進む中、その子のことが気になって気になって…私は内心ドキドキしています。
最後までチャレンジせずにいる子には、最終的に「やるかやらないか?」を確認します。やらない、と言われたら、無理はさせません。いえ、一応最大限誘導します!が、”無理矢理やらせる”のはナシだと思っているので、”今日ならできる”と思えるときまで待ちます。
勇気がなかなか出ない子の心は複雑です。
やれるかな、やろうかな、難しいかな、やらなくてもいいかな、失敗したらどうしよう、とにかくやりたくない!などなど。
いろんな想いが感じられるのですが、毎回絶対やらない、という子はいません。ある日は無理でも、やれるタイミングでチャレンジします。
いきなり、教室の子供たち自慢!なんですが、なかなか手が挙げられない子に、例えば「ねえねえ、まだやってないよね?」なんて言う子はいません。また、勇気を出して手を挙げた子に、「一緒にやろう!」と笑顔でペアになってくれる子が多いんです。子供たちが優しい!温かい!ステキでしょう!?保護者の方々の優しい人柄を感じる瞬間です。優しい気持ちの子が集まる教室であることは、私にとって、とても誇らしいことです。
心優しいメンバーとともに成長していける教室でありたい、と子供たちと過ごしながら感じています。発表はこれからもどんどん続きます。仲間とともに成長していく子供たちのこれからがとても楽しみです。