STEP1 最年少クラスで身につけたい3つのこと
Sunnyに通っている生徒さんみんなに望むことはいっぱいありますが、各STEP単位で、”ここを目指したい”という目標はあります。最年少クラスのSTEP1に身につけてもらいたいことは…?
1.自己表現力
自分らしさを出す発表は、今後もずっと続くもの。その基礎はSTEP1から積み上げられます。
今回の発表は?
今、取り組んでいるのがテキトのこちらのページ。
”father, mother‥‥”と、家族メンバーを英語で言えることと、
”Where are you?” - ”Here I am.”をしっかり言えるようになること
が目標。
まずはテキストをいきなり開くのではなく、絵本で導入。
日ごろから自宅でCDをよく聴いてくれているので、絵本の中に繰り返される
“♪Where are you?”
“♪Here I am”
は、練習なしでもどんどん大きな声で言ってくれます。
発表準備 : My Family Tree
発表のためのActivity Bookの該当ページを開いて
何をするのか、子供たちの「?」からスタート。
「こういうことかな?」「こうするのかな?」
と少ないヒントを頼りにみんなで確認してからのスタート。
「このページはね、これをやりますよ~」
という投げかけはナシ。
何をするかは子供たちが考える、それが基本。
こうすることで、実は私が全く予想しなかった取り組みになることもあるんです。「そういう発想も良い!」そして、「みんなでそうしたいと思うならそうしてみよう!」答えを誘導するのではなく、あくまで子どもたち自身が考える活動にしたいものです。
発表:This is my family.
翌週はその絵を使って発表。
前の週のレッスン内に描ききれなかった部分は宿題となりました。
”宿題”となると、ついつい忘れてしまったり、やる気失ってしまったり…がちょっと心配なのですが、
そんな心配不要でした。
さらにしっかり描き上げてくれていました!
発表の練習を少し行って、早速本番!
物怖じしないところがステキです。
発表したい意欲が全面に出る、素晴らしい状況。
2.自ら考えて取り組む姿勢
ブログを通して…何度も書いていますが「自ら考えて行動できる人になってほしい」、これは私がとても大事にしている想い。
Activity Book: Where are you?
テキストの学習内容をしっかり定着させるためにActivity Bookに取り組む時間はとても大事。
“説明なし”のいつものパターンで取り組みます。
該当ページを開くと必ず
「何するの〜?」
から始まるのですが、ページに書かれている少ないヒントを見て、意見交換して…そして取り掛かると、そのあとは黙々と進みます。
・”red”と見て赤と認識して丸で囲む。
大人からすれば簡単そうでも、文字を見てすぐに色が分かるまでには到達していませんので、色の確認には時間がかかります。
知りたい色の文字を、カードの中から探して、1つ1つ確認。
とっても地道。
だけど、この地道な取り組みがとても大きな意味を持ちます。
たぶん、しばらくすればヒントなしに色はすべて読めるはず。
「色を塗ったら」終わり?
ではありません。
解答チェックは英語でやり取りをする大事な大事な時間。
T:Where is Jenny?
SS:Here!
この時間に、必ず子供たち1人1人との英語でのやりとりに力を注げます。
3.音読習慣
レッスンで取り組んだ歌やチャンツは、しっかり自宅で練習。これは絶対です。
学んで次の歌に進んだから終わり、ではなく、何度も何度も繰り返しレッスン中に取り組みます。
レッスン前、途中など、ちょっとした合間に既習の歌やチャンツは何度も何度も繰り返し口にします。
うまく言えないものもあります。それでも、たくさんの英語のリズム、音を聴いてそれを言うために練習することは、必ず後々いかされます。だから、とにかくしつこく何度でも声を出します。
日頃から英語を耳にする、声に出す。
とても大事な習慣です。
ゆっくり、じっくり、コツコツと。
STEP1は、”焦らず1歩1歩”がキーワード。
この先を思えばもっと要求したくなることもいっぱいあります。
保護者の方々からしても
習いたてこそ期待は大きいように思います。
しかし、それでも、
あれこれ期待することを求めすぎず、
今、この時期に大切なことに落ち着いてゆっくり取り組むべきだと思います。
世の中に英語教室はいっぱいあって、
ステキなキャッチコピーがあふれています。
が、
やはり地道に積み重ねることの重要さを私はひしひしと感じています。
「英語習得が簡単!」
ならば‥‥そんな楽なことはないけれど、実際難しいからこれほど多くの学習環境(教室)が存在するはず。
”母国語ではない言語”
を、週に1回のレッスンで習得しようとするならば、やはり努力は必須なんです。私たちが与えられた条件に適した学習の仕方があると思うんです。
私に絶対の答えがあるわけではないけれど
私には私が信じる方法で、子供たちに「英語」を身近に感じて将来”強み、味方”にできるように身に着けてもらうことを目指したいと心底思っています。
なんて、そんな真面目なことを語ることは子供たちにはないのですが、学習を積み重ねていく中で、私の求める力を積み重ねてもらえたら本当にうれしいです。