STEP3 成長を感じる英語学習3年目の子供たち

今回紹介するのは、
英語学習歴3年目のSTEP3クラス。

子供たちと一緒に学習する中で「すごいなー」と感じることがとっても多い!
最近のレッスンですごい!と思ったことは

☆英語を完璧に理解できていなくても、なんとなくこうかな?で反応できること

“分からないと黙ってしまう”というありがちな状況はなく、

“分からないけど分かる気がする”という感覚で即座に反応。そして、それがほぼ外れていない!

これは、低年齢学習者の特徴と言えばそうかもしれませんが、決してそれだけではなくて、これまでの2年間の学習による基礎力があってこそと感じています。

レッスン紹介

説明なし。いきなりスタート!

何ひとつ解説なしで、いきなり提示したこれらの絵カード。
“What is this ghost doing?”

私からの質問に対して、即答。
Running!
Swimming!
Sleeping!
Flying!

そのほかのカードに対しても
Jumping/Walkingなどなど、さらっと出てきます。

日常見慣れた単語、という理解だけでは出てこないものも理屈抜きでさらっとなんとなく口から出てくる、その感覚がうらやましい!
これこそ、STEP1から学習している子たち!と感じる瞬間。(大人からすると簡単に思うかもしれないのですが、なかなかさらっとは言えないものです。)

そんな中、もちろん言えない単語もあります。例えば↓

Q: What is this ghost doing?
それまでのテンポが崩れて、一瞬沈黙。

その沈黙を破って
「Sit downって言うからsit?」
と誰かが一言。

そのタイミングで、
”running, swimming, walking‥‥”とingを強調して他の動作を再度を読み上げると、”Sitting”もさらっと理解。

Activity: target sentenceまずは使っちゃおう

さて、今回の課題としている”ing”を使う活動として取り組んだのはこちら↓

子供たちにghostの絵カードを1枚選んでもらい、お互い質問し合いながら色を塗っていきます。

・A ghost is running.
・What color?
・It’s pink.

さて、
この”ing”がいったいどういう意味か?
というような解説は全くしていません。

「まずは使ってしまおう!」
これがいつものパターン。

それに慣れているから、混乱はあまりありません。
「こう言えばいいよね」
と自然に活動は進んでいきます。

これが、ある程度の年齢から英語学習をスタートすると…、こんなふうには進みにくくなります。

分からないことに対して
「え?何するの?どういう意味?なんて言えばいいの?なんでそう言うの?」など、疑問が先にたってしまい、「とにかく使っちゃおう」がちょっと難しくなるものです。

全てがクリアじゃない中で、「分からない、できない、教えて〜」と止まらずに、与えられた状況下でやるべきことを考える。
”自分で考えて動く力”はこうした活動の積み重ねの先にあるもの。

応用も余裕!

上記のActivityを終えるころには、学ぶべきフレーズはしっかり言えるようになっています。
そのタイミングで、別のカードを提示すると、
あっさりと文が言えちゃうんです。
A monkey is sitting.
A bird is flying.
そんなふうに、カードを見せるたびに、サクサクと言っていく姿に驚きます。
(毎年のことなんですが…毎年新鮮にすごいな~って思います)

中学生から学校で英語学習を初めて、現在進行形習った子でも、こんなに即答でスラスラは出てこない気がします…。

テキストはさらっと通る

Activityを終え、応用にも取り組み…
その後テキスト本文音源聴くと、当然ながら”説明全くなし”で理解できます。

テキストを使って学ぶのではなく、
テキストは、むしろ復習。

教室でテキストを開く時間は本当に短め。
テキストは、自宅での音読練習に必要なもの。という感覚。自宅でしっかり復習してくるからこそ、翌週の個別チャレンジでは積極的に手が挙がります。

チャレンジしたい!さっと手が挙がるそのときの子供たちの表情が私は大好き!

1レッスン、他にはこんなことやっています

全体紹介することあんまりないので、今回は1レッスンで行う他の内容も紹介します。

ORT(リーディング)

クラスに到着した子からリーディングの本を1人1冊読んでもらいます。

後から来た子も本を準備して、先に読んでいる子の音読を静かに聴くことができて素晴らしいなと思います。
みんなの前で読む=発表のような空気もあり、ちょっと緊張感あります。
しっかり読めるとみんなから自然に拍手がもらえたり、あんまり練習していなくてたどたどしくても、「がんばったね」と言ってもらえたり。
達成状況によって、本は交換せずにもう1週同じ本にチャレンジしてもらうこともあります。
そんなときは、やはりちょっと気まずいかもしれませんが、それでも翌週しっかり練習してきて、みんなから拍手をもらえると達成感あります。
一緒に成長できる時間です。


宿題チェック

毎週必ず宿題は出します。
ノート、ワークブック、発表準備など、毎週課題は違います。
私が1人1人見て回る内容のものもありますが、子供同士でチェックし合うものもあります。
子供が先生役として、別の子のチェックをしてあげる、これが本当に良い勉強になります。

先生役ってけっこう難しい!困惑することもありますが、そうしたときこそ力がつくチャンス!

12 Questions

私から12個の英語の質問にサクサクと返答していく時間。
既習フレーズを使った内容。
例えば、
What time do you usually get up?
What do you want to eat for today’s dinner?
などなど。

質問に即答できないこともあるけれど、みんなで協力すれば答えられる!みんなで取り組むからこその良さが感じられます。

Sunnyのみんな、1人1人がもちろん素晴らしい!

今回STEP3が”成長のクラス”のように取り上げたので、ちょっと誤解を招くかも?と心配。

どのクラスが素晴らしいとか、だれが伸びているとか、そういうことでは決してなくて、どの子どもたちも日々の生活の中でどんどん成長しているもの。

私がブログを書きたい!と思う瞬間は、どのレッスン内にもあります。
書き始めて、それがうまく言葉にできずに断念するものもあるので‥‥公開されるものだけがすべてではありません。

こうして公に書けるから素晴らしいわけでは決してなくて、
週に1回会える子供たち1人1人にそれぞれエピソードがあり、感じることは子どもの数だけ存在します。

クラス単位の成長も、個々の成長も、それを感じる瞬間が私には何よりうれしいもの。

Sunnyのメンバー、1人1人がステキです!

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