「言いたいことを英語で言える!」ためのActivity

英語学習歴が上がると、当然、基本的な英語の質問に答えらるようになります

簡単な例で言えば、
How old are you?と聞かれたら、I’m 10 years old.
のような。

でも、質問を自分で考えて言うことは結構難しいようで、なかなかスムーズにフレーズが出てきません。

テキストがあって、これを言おう!ならもちろん言えます。
でも、自分言いたいって思ったときに言えるかどうか、そこが大事です。

Sunnyでは、「言いたいことを自分の力で言える」ようになるための活動をいろいろ行っています。
今回紹介したいのは、STEP6クラス。
私に頼らず、自分たちで取り組む姿に成長を感じました。

目次

Activity内容

今回のActivityで使用したのはこのワークシート。

活動方法:
代表者がカードを1枚選ぶ
代表以外は、代表者に質問をして、持っているカード番号を当てる

シンプルです。

でも、それだけではつまらないので、Sunny版はもう少しアレンジされています。
見て分かるように、文章中に情報が抜けているところがあるのがSunny版。
番号が分かっても、まだ質問する必要があります

内容説明はしない、が基本

こうしたActivityって、何も説明しないのがポイントです。

1.紙をみんなに配る
2.代表として、私が1枚カードを選ぶ
3. ” Who am I?”と質問して、みんなの出方を待つ

以上。
子供たちが、一瞬「????」ってなって、そこから、どう質問したら良いかいろいろ考えている様子がとってもかわいくて、その時間が大好きです。

代表者のカード。これらの文を引き出すための質問を子供たちは考えます。

どう質問するかは自分で考える

どうにかして、質問して答えを聞かねばならず、みんなが「うーん‥‥」と考えはじめます。

だれかが、
”28years old?”
とか言ってくれると、他の子が
” How old ・・・・”
つぶやいた言葉で、みんながピントきて
” How old are you?”
て声をそろえて言う。
そんな感じで、私を頼ることなく質問の言葉がどんどん出てきます

続いて、

” man? “
のつぶやきに、誰かが
” man or woman?”
” You are man?”
” Are you a man?”
のように、みんながちょっとづつフレーズを整えていく時間となります。

Are you~が出てくれば、
” Are you a teacher?”
のフレーズもスムーズ。

最近習いたての
” What does he do?”
を使ってくれた子がいるクラスだと、みんなも同じようにこのフレーズを使用してくれました。
だれかの気づきがみんなの学びになる感じ、本当にワクワクします。

さて、続いて、一般動詞の質問

最初は
“You like…??”
” Are you like??”
” Do you like! “
という流れになると、みんなで声を合わせて
” Do you like music?”
にたどり着き満足顔。

本来のこの活動としては、ここまでですが、ここからは私のオリジナル問題に進みます。

問題:I live in(     ) .
の(    )の情報はどうやって質問?

” Do you live in…?”
” Where‥‥live…”
” Where do you live?”
みんなで情報を出し合って、みんなでフレーズにたどり着く
フレーズが完成したときのみんなの笑顔が本当にステキなんです。

講師が
「ここではこのフレーズを言うんだよ」
と伝えるのではなく、

自分が必要な情報を得るために、どう質問したらよいか「自分で考えて」質問する

とても大事です。
だって、実際の会話ではそうすることが当たりまえなので。

子供たちがこうして、一生懸命考える時間がとても有意義だと感じています。
こうした活動を繰り返すと、その文章が出てくるまでの時間が明らかに縮まっていくのが分かります。

時間が足りず、1週目はちょっとやって終了。「え~!これ、楽しい!!!絶対来週もやろう!」って残念がっていました。

どんどん使って定着させる

使うべきフレーズが分かった!けど、それはみんなで力を合わせたから。
このあとは、自分1人でも言えるようになるために、何度も何度もみんなでやりとりします。

先ほど紹介した「代表者への質問」形式だと、どうしても誰かを頼れるという甘えが出るので、形態を変更。
・全員がカードを1枚選び、お互いに質問し合います。

”Aちゃん、Are you a man or woman?”
“I am a man.”

“How old are you?”
“I’m 34 years old.”

“Do you have a big brother?”
“No, I don’t.”

“What do you want?”
“I want a house.”

答えにたどり着くまで、二人でどんどん会話が続きます。

開始してしばらくはフレーズの間違いなどもちらほら聞こえてきます。
気づいたタイミングで私が正しいフレーズをさりげなく口にすることもありますが、
私がそうしなくても、お互いのやりとりを通じて
「あ、Aちゃんが言うように言えば良いんだな」
というような、相手から学ぶ様子が見られます。

クラス人数は6名。私も含めて6人に質問を繰り返すことで、確実に「言えるまでのスピード」が速くなります
誰かに教えてもらったフレーズを読み上げている、というようなものではなく、自然な質問の文として言えるようになるのがこの活動のステキなところです。

STEP5までの学び

今回紹介しているSTEP6クラスは、進級したばかりのクラスです。

ひとつ前のSTEP5まで、
IとYouを主語として、基礎をきっちり積み上げてきました。

一般的に考えると、5年もIとYou???遅い!と思われそうですが、この徹底的な基礎がためこそが本当に大事だと思っています。
土台なしに、上に積み重ねることには無理があります。
逆を言えば、しっかりとした土台さえあれば、どんどん上に積み重ねてもびくともしません。

今回のActivityで、STEP5までの学習がきちんと定着していることを確認するよい機会となりました。
私の力を頼らず、自分たちで質問を考え答えにたどり着く力はしっかりあります。

ここから、速いスピードでどんどん積み重ねていきますが、きっとこの子たちなら大丈夫と思えた活動となりました。

STEP6での学び

今回紹介したクラスとは別で、
今月末にSTEP6を終了するクラスが2クラスあります。
テキスト終了チャレンジ真っ最中。
本当に手強い!それがSTEP6の最終テスト。

STEP5までIとYouだったのに、、、、
三人称、過去形、未来形、現在過去進行形など、たっぷり混ざったテストです。
ここを乗り越えるために、かなりの努力が必要で、みんな超真剣!
でも、テキスト終了テストにこれまで苦戦しながらもきちんと乗り越えた経験があるから、みんな弱音は吐かないし、やれる!と信じてがんばる姿が頼もしいです。

今STEP6に入ったばかりの子供たちが一年後、自信をもって終了できるように、私もこの1年一緒にがんばろう!そう思える機会。子供たちみんな本当にすばらしい!

終了チャレンジのジャッジ役として、Sunny卒業生さんにお手伝いお願いしました。「YOKOじゃない人のチェック⁉」程よい緊張で頑張れたと思います。



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