小学生コース STEP6 ディクテーション

STEP6。こちらのページに取り組みました。

当然ながら、”まずテキストを開いて読む”、なんてつまらないことはしません。

ディクテーション

今回はディクテーション(聴いて文章を完成させる)形式にしてみました。
*今まで : CD音声から聴きとれた単語をみんなで出し合い、一緒に内容を完成させていく
*今回 : 聴きとれた内容を個々に紙に書いていく。

これまでもこの方法で取り組んだことがあったような気がしつつ、しかし、今回のように全て自力でというのはもしかしたらSTEP6 では初めてだったかも⁈と、開始直後に気づきました。
STEP7では毎レッスン行っているので、なんだかさらっとスタートさせてしまいましたが、若干焦り気味の様子がちらほら・・・・。

*つづりが分からない→カタカナでもひらがなでもOK
*りゅうちぇるって聞こえる→りゅうちぇるって書けばOK
*Heしか分からない→とにかくそのHeを書けばOK

聴きとったものが正しいかどうか自信がないから書かない、というのはナシです。
聴きとれない部分はみんな同じように聴きとれないもの。
とにかく何でもいいから書いてみることが大事。

意見交換

数回聴いて自力でやれるだけやったのち、ペアで意見交換タイム。
「え~・・・・全然書けてないから見せたくない」と躊躇する子もいます。

お互いに見せ合うことで、気付きがあります。
「あ~、そっか。そう言ってたのか~」
今回は初回なので意見交換はほんのちょっとした時間でしたが、STEP7の子を見ていると、だんだんと自分の意見を言いつつ人のものとすりよせて答えを探すという良い場になっています。

全体で話し合い

ペア活動後なので、全体での話し合いは比較的スムーズ。
どう聴こえたか、何についての文章なのかとにかく1人1人何かしら発言してみます。

本文内容を予測しながら、文章を組み立て、途中どうしても聴き取れない部分はCDを何度も繰り返し聴く・・・・とにかく地道な活動。
最初からテキストを開けば一瞬で解決するのですが、そうじゃないから楽しいんです。
そうしないことを特に文句もなく地道にコツコツ取り組むのがSunnyの子たち。そうすることが楽しいと分かっているから?は私の期待ですが、多分「そういうものだ」という認識、それだけですね、多分。
完成が近づくと嬉しいものです。

聴きとるのは本当に難しいけれど、聴きとれて完成した文章を同じように言うことが簡単に感じるのは素晴らしいことです。
*耳で聴こえた(聴きとりづらかった部分を含めて)ことを再現できる→すごいことです。
実体験すれば多分伝わるかと思うのですが、なかなかここに書くレベルでは伝えきれません。
of, his, in, aなどの聴き落とす部分。それらが持つ意味まで理解したことで、音読の際にきちんと意識して読むことができるんです。

最初から全てが見えた状態で文法解説やら、新出単語を知る、なんて本当につまらない上にちっとも頭に入ってきません。
こうして自力でたどりつく過程で、何度も何度も英文を繰り返し聞き、聴きとれない部分まで真剣に考えるからこそ、細部までしっかり理解、記憶に残るものです。

さて、ここまでしっかり取り組むと、その後は本当にあっさり。
テキストを開いて・・・・・・数分で閉じます。
必用だと思う箇所には自分たちでマーカー等でチェック、書き込みします。
テキストを開いたそのときは、もう復習タイム!

紙の辞書はやっぱり良い!

「電子辞書の方が便利」、と子供たちに文句を言われても受け付けません。
(子供たちもあきらめているので、最近は文句も聞こえてきませんが)

単語を調べ、その単語が持ついろんな意味をみんなで共有する時間は楽しい時間です。
今回調べた単語の1つ”proud”。

「proud :誇りを持っている、誇りとする、自慢に思う。
I’m proud of my father.は”私は父を誇りに思います”。」
誰かが読み上げてくれます。
単語の意味だけではなく、例文も読んで、今取り組んでいる文章に近い意味まで探す、その意識があることを大いに評価してあげたい!意味がたくさんあるとき、例文で推測することも理解しています。

「ってことは、”友達を誇りに思う”ってこと?
誇りに思うってすごい言葉・・・。」

日本人の意識と違って、親が子に対して頻繁に使用することも伝えるとびっくりな子供たち。私ももっともっと、この表現を日頃から子供たちに使っていきたいなと思います。
I’m proud of you!!!の場面たくさんあります!

ある子が
「”高慢な、いばった、うぬぼれた”って意味もあるよ。」
と辞書をしっかりチェックして発言。
こういうの、子供は大好きです。
「あ、本当だ!じゃあ、友達のことうぬぼれた友達って意味にも使う?」
そんな話をし始めると・・・・本当に長くなっちゃうのですが、1つの単語でみんなの思ったことを言い合ったりできるのが、紙の辞書の良いところです。(視線が届く範囲が広いので、情報がたくさん入ってきます)

「前に調べたことがある気がするけど、わすれちゃった・・・」そんなときも何回でもひいてみよう!「やっぱりひいてた!」その気づきも大事。調べても忘れるもの。だから何度だって調べてみればいい!

STEP7のディクテーション

上述しましたが、STEP7では毎レッスンディクテーション行っています。
初めこそ戸惑っていたものの、最近はサラサラっと手がすすみます。
今回書いたSTEP6の内容よりぐんとレベルの高い内容、方法のディクテーションです。
書き取り力がかなり上がったのはちろん、ペアの話し合い、全体での検証に自分の意見を言える力もつきました。
既習知識を根拠に「ここはこうなんじゃないかな?だって~だから」という理由を添えて文を作成。

前に出てとにかく書いてみる。間違いがあっても気にしない気にしない。この場は〇×をされる場所ではないんです。

みんなが聴きとった内容を前に書き出し、意見を出し合い修正を加え、大事な箇所を全員で考えて・・・自然とホワイトボードは書き込みだらけ….

このぐちゃぐちゃなホワイトボードをノートにまとめるのは個々の作業。
私はノートの仕上がりまでチェックはしません。
各自が大事だと思ったことを書き留め、自宅でノートにまとめて、それぞれが学習しやすい形態に仕上げます。(細かくチェックはしないけれど、確実に素晴らしいノートが出来上がっています!)

ディクテーション→自主学習

今回、多分、初めてだったSTEP6のディクテーション。
これから毎回、というわけではなく、少しずつ取り入れていこうと思っています。
*間違いを恐れず、自分の意見を言ってみることの大切さ
*間違ったからこその気づき
*受け身にならず、積極的に取り組む大切さ
*人からの指示を待つのではなく、自分で考えて形にする大切さ
今、目の前にある現実的に優先されるもの(テスト、評価等)だけを意識した学習ではなく、将来確実に必要となる”底力”を、私が伝えらえる手段、場(英語)を通じて身に着けてもらいたいと思っています。

最新ブログ:2024/3/19 英語劇のメリット

英語学習4年目になると定期的に英語劇を行っています。テキストを読んで暗記する学習だけでなく、実際の場面でどう英語を使うかをイメージしやすくなるのはもちろん、他にもメリットはたくさんあります。

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