小学生コース STEP6だからできる活動!

STEP6クラス。先日のブログにも書きましたが、これまでの学習を経て、なかなかに力がついています。 (≫今年度STEP6のブログはこちら) 
テキストを開いて学ぶ形態はほとんどなく、テキストはさらっと通り、なるべく多くの時間をコミュニケーション活動に使いたいと思っています。

Activity: Who am I?


今回使用したのはこちらのシート↑
説明は一切なし。
このプリントを1人1枚配って、即活動スタート。
プリントに載っている20名から1人選んで
“Who am I?”
このパターンには慣れっこの子供たちですので、何かしら質問が始まります。


20人のうちどの人物か。
特定するために質問が始まります。

*I am a man./I am a woman.に対して
Are you man? や、man or woman?
aが抜けている点や、Are youがない点など気になることはありますが、必要な情報を得るために自分で考えて質問することが大切。

*I’m 28 years old.に対して
How old are you?
これは自然に出てくるフレーズ。

*I like music/English/math.に対して
Do you like~?
欲を言えば、What do you like?が出てほしいな~と思いつつ、黙って状況を見守ります。Do you like~?だってきちんとした質問ですので。

いくつか質問すると、どの人物カードが答えか分かります。とっても簡単。STEP6には物足りない!そこで、アレンジした点は、空所を作るということ。

I live in (             ).
I play(        ).
など、ところどころ情報が欠けています。
そうすると、どうしても質問が必要。そしてここでは
Do you like~?ではなく、What do you play?が必要となります。
What do you~?のパターンが出てくると、What do you have?や What do you want?も同様に使えることに気づく子は気づく!
何番の人物かを特定する時点でこのフレーズを使うと便利!そう気付いた子が言っているのを聴いて、あ、そうか、と周りの子も使う。
こうして、活動はだんだんとスムーズになっていきます。

さて、ここまではクラスの中の誰かひとりがカードを選ぶ形態でしたが、その後次のSTEPへ。

工夫する

それぞれが人物カード1枚を持って、席を離れて情報交換をし、誰が何番の人物か当てます。

私も1枚カードを持ち、ちょっと意地悪役をしてみました。
子供たちがペアで質問し合い、答えを聴いて考えて・・・と頑張っているところへ、突然私からの質問。いわゆる”横はいり”です。子供たちから「え~??」っと避難の視線。無視して質問しまくります。
そうなると、誰かが気付くんです。あ、これってペアでなくてもどんどんだれかに質問してもいいんだ。

学年が上がっても・・・・・机の下など狭いところは人気あります。(笑)

そこからが楽しい!と思っています。会話が交差して、集中できなくなり、「あ~!!もう!!」となる子もいますが、一方でとにかく集中して頑張る姿も見られます。

私は大人なので、どう工夫したら早く答えにたどり着けるか分かっています。が、子供たちにとっては、地道に努力あるのみ。質問しては考えて、次の質問を選び・・・・。当然時間がかかります。そんな中、私がどんどん質問する様子に気づく子がいます。

「先生!!!なんでそんなにどんどん分かるの???」
そうやって聞いてくる子は、その次に私の質問パタンを見抜いてきます。そして真似します。すると、ああ、こうすれば早いんだと気付く子も出てきます。
もちろん私のやり方だけが正しいわけではなく、自分たちなりに便利な方法を見つけてどんどんスピードアップしていく姿が見られます。
写真は撮り忘れましたが、活動後のプリントを見ると、いろんな書き込みが見られました。何かしら自分のルールを決めて取り組んだことがうかがえます。
自分で考える力は、こうやって身に付くものだと思います。

将来大人になったとき、人からの指示を待つだけの人になるか、自分から考えて行動できる人になるか、その差は大きい!能動的に動ける人になってほしいから、Sunny Englishでは、”英語学習”プラス”自ら考えて行動できる人を育てる”ことに力を入れています。

これまでの積み重ねがものを言う!

STEP6は本当に楽しい!これまで積み上げてきた基礎力があるから楽しめる!ということは…これまでなんとなくサボってきた人には…少し苦しいという現実もあります。
*口酸っぱく言ってきた音読宿題。
*ノートやワークブックの宿題。
どれだけ言ったって、やらない子はやらないものです。
そして、それを甘く捉えていた結果が、”力の差”として顕著に現れてきています。残念ですが、それが現実です。でも、ここで諦めるか、ここから踏ん張るか、それもまた本人次第。

音読チェックシート。決められたページを音読し、保護者からサインをもらいます。

どのクラスレベルであっても、コツコツは大事です。
そのときには目に見えにくい、けれど、確実にその力は積み重なり、いつしか大きな力となります。
さて、お子さんはおうちでしっかり音読や宿題に取り組めていますか?
どんな状況か確認する機会を持っていますか?
”本人に任せています”の気持ちは同じ親という立場上、よく分かります!
が、ときには声かけや、確認も大事です。

口うるさい講師です。自負しております。
全てはまだ見ぬ未来のため。
やって損はない!頑張りましょう。子供も、そして保護者も。



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英語学習4年目になると定期的に英語劇を行っています。テキストを読んで暗記する学習だけでなく、実際の場面でどう英語を使うかをイメージしやすくなるのはもちろん、他にもメリットはたくさんあります。