STEP6クラスになると、私から情報を与えることよりも、”自分たちで学習していくスタイル”が多くなります。これまでの学習の結果、新しく学ぶ内容だとしても驚くほどサクッと理解できます。だからあまり手助けをせず、新しい内容も自分たちで感じて理解してもらおう、という意図からです。
さて、先日行ったのがこちら。
☆テキストに登場する文章の意味をみんなで考える
会話文でもなく、チャンツでもない….ごちゃごちゃ私が解説入れるとうんざりするだろうな~と思って、いっそのこと!すべて子供たちに任せました。
誰が何をする、どうしたほうがいい、という指示は極力出さない。ただ1言。「みんなで協力して、意味を考えよう!」
辞書を引く子、書記訳をする子、みんなで協力。
「こういう意味じゃない?」
「え?そう?こういう意味じゃない?」
「その日本語だと違う意味にならない?」
「あれ、次の文章とつながらないよ」
文章が書かれた紙を渡されて…いきなりの課題に一瞬戸惑う子もいますが、誰かが動いてくれて開始します。大人からすると「もっとこうしたら効率的なのにな~」なんて思うところもあったりするのですが、そこは子供たちが意見を出しあって取り組むことですので、見守るのみ。みんなで辞書を引いて一緒に考えるグループもあれば、分担制で辞書を引くグループもあります。単語を引いて大まかな訳で完成させるグループもあれば、きっちり全文翻訳するグループも。
↓こちらのクラスでは、1クラスを2チームに分けて、最後にチームごとに発表も行いました。発表も1人が読むグループ。1文づつ分担制のグループもあります。
今回の文章に登場するフレーズの1つは
I am proud of my friend.
*尊敬しています。
*誇りに思っています。
*自慢の友達です。
などなど、同じ文章、同じ辞書を使っても、訳し方は様々。なかなかステキな訳が出てくると、みんなで「なるほど~」と納得。
今回の文章I am proud of my friend.を例えば私から「こういう意味だよ」と教えることだってできますし、全体で辞書を引いて意味を確認するだけでも理解はできます。が、1人1人が積極的に内容を考えようとすることに意味がある。
英語はもちろん身につけてほしい、と同時に”受け身ではなく、自発的に学習できる人であってほしい”ということも私の想いです。習ってないから分かりません、聞いたことないから知りません、ではなく、習ってないけど調べてみよう、分からないけど考えてみようという意識を持てる人になってほしいです。
さて、今回のI’m proud of my~のフレーズを使って誰かを紹介する、というのが次の課題。宿題にしました。一体だれを書いてくるのか楽しみです。既に1クラスはその発表を終えました。感動しました!近々その発表についてもこのブログで紹介したいと思っています。