子供の心理を勝手に決めつけない。
STEP6クラスは、けっこうシ~ンとしています。少し前までは、大はしゃぎしていたのに!今は、「そんなことできません」って表情で冷静を装うここどもたち。今までと同じ調子でレッスンしていると、”そんなことできないって…”という空気になります。私は。明るく装っていても実はけっこうドキドキ….。
はっきり言って私…”ひるんで”います。ですが、ラッキーなことに(?)自分の娘がSTEP6にいます。彼女、レッスン中は本当にしら~っとしてます。なんですが、家でCDかけてすっごく楽しそうに歌ってます(うちの娘を知っている方々、ここだけの話でお願いします。)歌は声高だか、会話文、チャンツもスラスラ言いたくてめっちゃ練習してるし、CDのヘンテコ音声を真似して盛り上がってます。
それを見て私は思います。”みんなもそうなんじゃない??うちだけ?いや、少なくとも、うちだけではないはず。数人は同じ状況であるはず!”と信じて、私はレッスンでひるまずに歌を歌う!ことにしました。
みんなの様子を気にしながら歌うのではなく、ただ単に、歌いたいから歌う、というスタンスで歌うことにしました。すると、予想通り??なのかな、けっこう真剣に歌う子供たちの姿が見られました。なんだか音楽の授業のようなんですが…それでも歌を好きな気持ちを持って歌う、それでいいものです。
子供の本当の気持ちを分からずに、その場の様子(表面)で判断するのは、大人の勝手な思いこみだと感じました。大人が壁を作るから、子供も壁を作る、そういうものかなと。
というわけで、私は高学年の子供たちの様子を良い意味で”無視”して、自分が楽しく歌うようにしています。余計なちゃちゃをいれずに。先生1人で楽しそうだね~って思われても結構。実際歌を歌うと気持ちがいいもの。
子供の心理は分からない。十人十色だから、余計に個々の気持ちまでは分からない。だけど、1つの(私の)ものさしで測ることはできないとなれば、もう私が楽しむ!そして、きっと子供も楽しいと感じる!感じてくれたらいいな、という想いで場を分かち合うのみ、と思っています。
子供の表情を真に受けて、硬い表情をすると子供はそれを敏感に感じるものでは?私がおおらかな気持ちでいること。どんな状況でも、どんな心理でも受け入れる大きな器っぷりを見せることは、子供の気持ちを軽くしてくれるのではないかな、と思う今日この頃です。