STEP5でなかなか苦戦しているのが、”単語を書くチャレンジ”
単語を読める→書けるの段階へ進むのがSTEP4。とはいえ、ゆるめの取り組み。
STEP5では本格的にきっちり書けるようになることを目指しています。
スペルの長いものや、読み方が難しいものなどたくさんあり、苦戦するのは仕方がないこと。ここで努力することで、ふっと急に「あ、書ける」という変化があります。
今、ちょうど移行期、というのでしょうか。
すぐに書けるようになる単語もちょっとづつ出てきて自信をつけつつも、どうしても全く覚えられない単語にため息が出る。そんな状況。
単語を書くことが苦痛の時間になってもらいたいくないし、単語を書くことに意欲が持てたらいいな、と思い、先日は違うタイプのチャレンジしてみました。
”音”を意識
”音”とは各アルファベットが持つ音、のこと。
Aはエーではなく、ア。
Bはビーではなく、ブ。
というもの。
クラス全体でA~Zの音を再確認。
これまで相当確認してきたことなので、あっさり言えるし「また?」の印象さえあるものです。それでも何度でも繰り返す!Aから順番に言えることが大事なのではありません。音が分かることで単語を書くことはとても簡単になるんです。
”音”を意識せず単語を書くことは難しい!
今回は”音”を意識しやすい、意識して書くことを自然と行える単語ばかりを書いてみました。
音を意識しやすい単語とは?
*A fat bat can run.
のようなリズム、規則性のある3つの文字からなる単語の文。
これは、テキストに登場するphonics学習用のstory。先日既に学習済で、全員完璧に読めるし、暗記できている内容。
同様のものが全部で6文あります。
短い3文字の単語から成る文章なので、言いやすい、覚えやすい、書きやすい!
・f,a,t →fat
・b,a,t→bat
まずはアルファベット1つ1つを音読。
音を意識して読んだあとに紙に書いていきます。
音と文字のつながりが分かりやすく、みんなあっさり書けました。
簡単〜!
だからもっとやってみたい!←ステキな流れ。
最後の文だけはちょっと難しい。
けど、できそう!チャレンジしてみよう!
そんな意欲が持てる単語テストとなりました。
書き終えるとかなり達成感あったようで、「よし!今日はもう終わろう!」って言われましたが…いやいや、まだレッスン開始15分。←まさか終われません!((笑)
いつもの単語チャレンジ
さて、この簡単な単語チャレンジに満足したところで、いつもの単語チャレンジ一覧から3つだけ書いてみる、という取り組みをしてみました。
抵抗なく「よし!どれ書こうかな~」と選んで、そして一発で書ける子が多かったことにびっくり。書けるまでの時間も早くなってる!
だんだんと書けるようになっている時期だったことに加えて、意欲、自信をもてる時間があったことがうまく影響したのであればいいな、と思いました。
英語が”教科”になる前に
Sunnyで学んできた子は
アルファベットを読む→音を言う→音を意識して単語を書くという流れで進みます。
一方、中学生から初めて英語に触れる、もしくは文字に触れずに進んで来た子は、
”とにかく書きまくってスペルを暗記!”
なんでこのスペル?なんて考える暇はない!理屈抜きでとにかく覚えなければならない状況。
(もちろん個人差はあって、音に着目しやすい子はあっさりと音のもつ規則を肌で感じるものですが。)
実際に、中学生から学習を始めた子も教えているので分かるのですが、
中学生の英語とは
*とにかく教科としての位置づけ
*テストのために覚える
*英語にじっくり向き合う時間はない
となると、与えられた時間内に必須事項をインプットすることに焦点を当てざるを得ません。本当につまらないんです・・・・。
接している自分が凹むレベルです。
やはり幼時から学習してきた子とは完全に学び方、とらえ方が異なります。
私自身が中学から英語をスタートしたので、「中学からでも十分間に合う!」と言いたいところですが、実際こうして子供たちと英語学習をしていると、幼時から英語を始めるメリットは本当に大きい!と言わざるを得ません。
なんて、それを、今ここでどうこう比較しても仕方ないので・・・
英語学習をいつ始めたか、に関わらず、Sunnyで出会った子供たちとは、いつでも全力で向き合いたいと思っています。縁があって出会った仲間ですので。
どの年齢から初めても、その子たちがそこからどう学んでいくのが良いか、そんな先を見た学びを提供できる教室でありたい、と思う日々です。