STEP5クラスで今回新たに学習したのがこのページ。何についての学ぶページか…ピンときますか?
今回の目標: like と likesを使い分けられるようになる
大人だと、多分”三単元のS”!という言葉が懐かしいところですが、もちろん小学生にそんな言葉は使いません。
子どもたちに馴染みのあるI like 〜の言い方が、Iではなく、人の名前になったらlikesになる、それだけの認識で十分。
鉄則ルール: テキストは開かずに導入
テキストを開いて、「はい、今回はこれを学習しますよ」は絶対にしません。テキストは開かずに学習内容を把握。テキストを開いたときには確認のみ!となるようにプランしてます。
今回の”like/likes” どう切り出すか…
まずは、自分たちの好きなものを言い合う中で、I like〜と、(名前) likes〜をしっかり意識した上で、より理解度を高めるために最初からワークブックを活用してみました。
ワークブック≠復習教材
ワークブックは、”テキストで学んだことをしっかり復習できる”ように作られています。ですが…個人的には、その使い方が好きではありません。
特に、このSTEP5は、ワークブックの使い方次第で、レッスンが何倍もいきいきする!と実感。生かすも殺すも使い方次第!
テキストに対応するのがこちらのページ。
これ、そのまま使ったら本当に本当につまらない…。自宅で個人的に復習、ならば良いのかもしれませんが(それでもつまらない!)、せっかくのグループレッスン。その強みを最大限に活かしてこそです。そこで、私の大好きな活動にアレンジ。
インフォメーションギャップ活動
オリジナルのページにちょっと手を加えたのがこちら↓
子どもたち1人1人に、異なる情報の記載された紙を渡します。この紙を受け取った子は…あみだを逆からたどって…
“Nelson likes judo.”の情報を得ました。
お互い離れた場所へ移動して”活動開始!A: Whose information do you have?
B: Mark likes soccer.
状況に応じて必要なフレーズは、もう既に子供たちの中にしっかりインプットされています。
* Once more , please.
* Louder, please.
* How do you spell ‘soccer’?
* Slowly please.”
日頃から、インフォメーションギャップ活動を行っているので、毎回必須になるフレーズは自然と身につくものです。いったん身につくと、頭で考えるより先に英語が出てきます。日本語に逃げずに、英語を発し続ける。その時間が本当に大事。
ワークブック終了後にチャンツ登場!
上述のインフォメーションギャップで得た情報を文章に書き出す作業→”Yumi likes tennis.”のように。
声に出していたフレーズを文字にすると、likesのsが特に意識できます。分かっているようでも、文字にしてみると抜け落ちるもの。「ああ、そっか!Sだ!」意識することは大事。
自分で書いた英文を見つつ、やっと今回進出のチャンツを聴くときが来ました!ほぼ同じ内容なので。すぐに言えちゃいます。しかし・・・・
「ん?何か文と文の間に”ブ”って聞こえる…」とザワザワ…。「バット?って聞こえる!こうもり?」でも、この文に突然”こうもり”は….ないよね。batではなくbut! 意味は…?みんなハテナ。そんなときは、辞書をひこう!
これまでにもちらっと登場する機会のあった”but”。
誰かがbutの意味を分かるとレッスンの流れとしてはスムーズなんですが…私としては誰も思い出さないで〜って願ってます。めんどくさがらず辞書をひくことは大切。自分で辞書を引いて意味を確認することも大事。
テキスト開く時間は、ほんの少し
チャンツを聴いて内容を理解、そしてある程度言えるようになったら、やっとテキストを開きます。指で文字を追いながら読む練習。自宅でも同じように取り組んでくることが宿題です。
文法事項の復習(今回で言うとlike/likes)もさらっと行ったら、テキストは終了。テキストを開いている時間は本当に短い!(必要以上に開くと、どうしても集中できなくなるのが小学生、です。)
宿題:音読をする・しない、で差は歴然
新しい内容について教室で導入する日が、全員のスタート地点。理解度は全員ほぼ同じ。
そこから1週間。必須の音読宿題にきちんと取り組めたかどうかによって大きく差が出ます。
私が意図的に作り上げた状況→「テキストを開いたときには、内容理解、言えるようになっている」ことで、学習初日に「かんたーん。もう言える!余裕!」と安心して練習をサボったり、適当に済ませてしまうと…翌週、うまく言えない自分に落ち込む、ということも多々あります。
一度で完全習得できるほど、甘いものではありません。コツコツに叶うものなし。自宅での音読宿題はやればやるほど、しっかりと身に付きます。取り組めた人から結果が出ます。
これまでの積み重ねがあってこその結果
いわゆる”三人称単数のS”。今回の学習内容は、ほんの導入にすぎないのですが、まずは導入として、「ふーん。そういうものなんだ」と思えたらOKです。
中学生から英語学習を始め、”三人称単数”を文法として学習するよりも、なだらかで負担がありません。
詰め込みではない英語学習って、本当にいいものです。無理やりさがない!すーっと馴染む感じがあります。”ふーん。そういうことか”と、さらっと納得していきます。それができるのは、新出の事項を受け入れるだけの基礎力がこれまでに培われてきたからです。
これから英語学習を始めたいとお考えの方へ
Sunny Englishでは英語学習経験のないお子さんは、STEP5以降お受けいたしかねます。その理由はこちら。
*基礎力を今から得ることが難しいため。
*無理して参加すれば、間違いなく文法から(勉強てきな考え方から)枠にはめて学習するため。
STEP4までは、英語学習初心者の受け入れを随時行っています。
とはいえ、高学年から英語学習始めたい方、中学生になる前に取り組みたい方も、もちろんいらっしゃると思います。そういう方向けのクラスも用意していますので、興味ある方は、各クラス紹介を一度ご覧ください。お問い合わせいただきましたら、年齢、希望等考慮の上検討いたします。 ≫クラス案内はこちらから