小学生コース STEP3 自分の意見を言うことの大切さ

STEP3。ついつい写真を撮り忘れることが多く、気が付くとレッスン終了となってしまい、なかなかブログに登場回数が少ないクラス。
わずかでも撮った写真を使って、ここ数週間のレッスンをいくつか紹介します。

Activity : How many~?

小さな三角のカードを1人1枚持ち、さて、ホワイトボードに提示された形う作るために・・・
Q:How many triangles do you need?
A:え~!!!遠い!分からない~!!

ついつい体をひねっちゃう。分かる!その気もち!

手元の三角をぐるぐる回したり、頭で図を組み立てたり・・・・ついつい前のめり。
A: I think….4 triangles!
と誰かが言うと、ついつい同じく4、と同調しちゃう子もいるし、
A:I think….5 triangles!
違う意見を頑張って言う子も。

本当にちょっとしたことなんですが、思ったことを言ってみるのは勇気がいること。
特に、このクラスはSTEP1から積み重ねてきたメンバーではないので、みんなの前で意見を言うことには少なからず抵抗があるように感じています。
「言ってみたい」と思える活動を行うことで、英語フレーズを言うという面だけでなく、自分の意見を言ってみようという大切な時間になります。

実際に並べようとすると、意外と難しい!

ホワイトボードを見つめるだけではあまりにも難しい形は、実際に手元の三角カードを重ねて検証。
あれ….?なぜか完成しない!どうして???どうやって置くの?
困惑しながら、協力しながら・・・きちんと三角を当てはめて形を完成させることができると、大喜び!達成感あります。
もはや英語ではない状況、と感じられる方いるはず。けれど・・・
How many?と聞かれて、それに対する答えを「言いたい」気持ちで答える。
なかなか作られた環境では導き出すことが難しい、という実態もあります。
大げさですが、うれしそうに”six triangles!”と言う、そのときに英語が言葉としてきちんと生きているのを感じます。覚えなさいと言われて覚えるフレーズではない、言いたいから言うフレーズ。その時間はなるべくたくさん持ちたいもの。

Activity : Do you have~?

前に立った代表者にその他の子供たちが質問することで答えを当てる活動です。
この活動開始早々、ふと気づきました。
こうして代表として前に出る活動は、このクラスでは初めてかも!!
急に不安が・・・↓
・質問の手が挙がるか?
・代表者として前に出ることに抵抗ないか?
そんな不安をよそに、質問もどんどん出るし、代表者としても意欲的。
頼もしい!ほっとしました。

質問フレーズがなかなか出てこなくてもあきらめずにがんばるところがステキです!

個人発表:My Favorite Vegitable

発表内容はシンプル。
I like ~.
そこに、どの程度発表内容を加えるかは子供たちに託しました。

子供たちが決めた内容がこちら↓
Hello.
My name is~.
I’m ~years old.
I like~.
Thank you.

発表が始まると、とにかく、えいっと手を挙げる姿が素晴らしい!
1回目の発表に納得がいかないと「もう1回!」とチャレンジする気持ちもステキです。
その気持ちは電波します。みんなが何回もがんばりたい!となれば、その空気は応援したくなるもの。ついついレッスンの予定が狂っても時間を割きたくなります。
納得いく発表をできた自信が次につながります。

自己表現

”個人発表”のような明らかな個々の発表の場でなくても、自分の意見を言ってみることや、何かしら発言をすること、それら全てが大事な自己表現の場。

誰だって最初から完璧ではありません。
まずは、小さな場面での経験を積んで自信をつけて人前に立つ、その繰り返し必ず個々を成長させてくれます。

すぐに前に立てる子もいれば、絶対にそれができない子もいます。
失敗が怖くてチャレンジしたくない気持ち。←分かります。私もそのタイプでした。
それでも、
・何気ないレッスンの時間の1コマでちょっと発することができた
・勇気を出してチャレンジしたらできた。
・練習したからうまくいった。
・がんばってみたら、みんなが拍手をくれた。
そんな経験の積み重ねで、一歩一歩前に進む姿が見られます。
・涙を流した子が、次の機会に笑顔で乗り越えられた
・手を挙げられなかった子が、勇気を出して手を挙げた
・発表にチャレンジしていなった子が、チャレンジする決意をした。
些細なことかもしれません。
けれど、1人1人の子供と真剣に向き合うとき、ちょっとした気持ちの変化が大事なんだと気付かされます。一歩前に進めた子供の勇気(成長)を、クラスにいる仲間全員で認めてあげられる、そんなグループメンバーになってもらいたいと常々思っています。

最近のレッスンにて、このクラスの子たちが
「このメンバーで良かったよね~」と話していました。
ステキですよね。
チャレンジするときも、ワークに取り組むときも、Activityも発表も、何をするときも笑顔と笑いが絶えないステキな子供たちです。
私も思います。ステキなメンバーです。
この何気ない一言が本当に幸せに感じる一言でした。

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