英検writing問題で高得点を取る子が多いSunnyの子たち。
以前はそれが普通のことのように感じていましたが、Sunny以外の子の英作文を見る度に驚かされるのが「Writingの基礎ができていない」ということ。
基礎なくして、無理やり英検用に文章を組み立てることにはかなり無理を感じます。≫関連ブログ「英検曖昧合格の悲劇」
このブログでは
writingが得意なSunnyの子供たちが、どの年齢でどれくらい「書く」ことに触れているかを紹介します。
高校生のwriting
高校生のクラスで扱っているのが「英語NEWS」。≫関連ブログ「英語NEWS」
高校生向けの英語NEWSは内容が難しい!読むだけで全てを理解できるものではなく、一般的な知識も要するので日ごろから世の中で起こっていることに目を向けておく必要があることを感じます。
このニュースに関しての感想がこちら。
NEWSを読んだ感想に加えて、自分ならこうする、こうだと考えるという主張が良いなと思います。
中3のwriting
中3クラスも高校生同様「英語NEWS」(中学生向け)を扱っています。
高校生のNEWSに比べると文章も短く、しっかりじっくり読み込んでいける内容なので、会話を混ぜながら理解を深めて、最終的には感想等書いてもらいます。
この回では「NEWSを読んで、印象に残ったこと、学んだことを踏まえての感想」を書いてもらいました。
このとき、NEWSの文章は伏せて、自分の言葉だけで書くようにしました。
それがこちら↓
中1のwrinting
中1の1学期の子供たちにとってはまだ、上記のような自由英作文を書くことはなかなか難しいことです。
書きたいことを自由に書くためには、それだけ基礎的な積み重ねが必要です。
さて、こちらは使用しているテキストの学習達成度のチャレンジコーナー。
つい最近取り組みました。課題に対する英文を書き、暗記で音読するというものです。
みんなが苦戦しつつがんばったのがこの2つの課題
*友達を1人選び、10以上の文章で紹介
*得意なことを8つ以上の文章で紹介(得意なことを8つではなく、得意なことに関して内容を膨らませて8文)
こんな感じでみなさん書いてきてくれました。↓
この英作文チャレンジの良いところは、「自分の書きたいことを書く」点です。
学校のテストでは、もっとガチガチに書くべき内容が決められていて、少しのミスが減点となります。
*間違いを気にせず、自分が書きたい、書けると思うことを書く
日ごろからそういう「自由に考えて書く」ことを習慣にしておくと、今後長い文章を書くことを要求されたときに、力が発揮されます。
小5のwriting
小学生のうちは、既習のフレーズを何回も書く機会を持つことで基礎的な力をつける大事な時期です。
小学5年生で使用しているテキストの中の課題は、「左下のイラストの状況を説明する」というもの。
右が5年生が書いた英文です。
現在進行形、場所を表す前置詞など混ぜて書く練習です。字が丁寧なのも良いですよね。
こちらは、毎週の宿題「英語日記」です。
これは、模範例をアレンジしながら自分のことを書くというものです。
小学低学年・幼児のwriting
上記で紹介した年齢以下が「書く」ことに対してしていることは何か、というと
・テキストの本文を書く
・リーディング本の文を書く
・単語を書く
など、いづれ必要となる力の基礎作りです。
ただただ右から左に書いているようでありながらも、
高校生でこれくらいのレベルになる
中3でこれくらい
中2では、小学高学年では、中学年では‥‥と考えてそのときそのとき必要な力を確実につけることを意識していますので、どの年齢で行っていることにもきちんと理由があります。
実は、もっと必要なことがある!
writingが特に得意、好き、という子には共通して特徴があります。
それは、
・自分の考えがある
ということ。
英検のwriting指導を始めて以来、必ず出会う誰かから発せられるフレーズが「特に何も思わない」というもの。
これは年々多く見られるようになる傾向があり、心配しています。
しかし、
「意見を持とう!」
なんて言って無理やり意見が出るものでもありません。
・知識・情報を得る
・意見を言う習慣
・人の考えを知る機会
これらを体験するために、これまで様々な取り組みをしてきました。
少しづつではありますが、確実に子供たちは必要な力をつけていると感じています。
その中でも英語NEWSは今、私が一番力を入れているものです。
知らない情報を得て、自分が感じた何かを伝え、人の意見も聞く。
この積み重ねは必ず、writing力のみならず、speakingももちろん、その他これから必要となる力を身につけるうえで役立つはずです。
まとめ
今回のブログでは
*Sunnyの子たちのwritingの取り組み
について書きました。
社会人になったときに必要とされる英語力
そのために大学生ではどれくらいの力が必要?
高校生は?中学生は?
というふうに、
子どもたちが、将来、自分のやりたいことに向かって進むにあたって、年齢に即して必要となる力をつけてもらいたい。
そのために私が一緒にできることはなにか、を考えて力を身につけていけるような取り組みをしています。
writingを、目の前の課題(英検や受験)のためだけにこなすのではなく、将来実際の場で必要となる力を発揮するための取り組みにしてほしいと思います。