英語スピーチに求めるものとは?
前回は日本語のスピーチのブログでしたが、》こちら
今回は英語スピーチについて。
日本語スピーチのブログに書いたことは
☆日本語で言えないことは英語で言えないということ。
そして、自分の意見を日本語で言えることが大事だということでした。
今回の英語スピーチブログも、基本的には同じことです。
☆型にはまったパターンのスピーチではなく、自己表現を大切にするスピーチを英語で行うようにしています。
と、書いてもたぶん伝わりにくいので、
最近のスピーチの様子を紹介します。(STEP5のクラス)
スピーチについてみんなで考える
今回のスピーチは
“This is my pet”
スピーチに使う絵は事前に準備してもらっていますが、どういったスピーチにするかは具体的には決めていません。
レッスン時に、子供たちと意見を交換しながら決めるようにしています。
今回のスピーチのメインはもちろん”This is my pet”。学習中のチャンツに合わせて 色、大きさも言う。それだけは決まっていること。
でも、それだけじゃ物足りない。
みんなが準備してきてくれている絵からはたくさんの想いが受けて取れます。
私からの提案1
「メイン発表以外で自分のことについて言えることを2つ言おう。」
もちろん何を言うかは自由です。
・好きな〇〇
・最近学習した教科についての発表
・身長が何センチです(最近測ったのかな…。)
などなど。
それぞれ内容が違うと発表を聞くのがより楽しくなります。
私からの提案2
先行して発表を済ませた別のクラスにおいて
「どれくらい大きい?、どれくらい小さい?」
が気になって毎回私から質問していたので、それ以降のクラスでは発表時に手で表してもらいたいことを伝えました。
”This size”のフレーズとともに大きさを表現。
子供たちからの提案
決められている内容以外で
「みんなが発表したいこと、付け加えたいことは??」
↓
「そのペットが良いと思う理由を言いたい!」
という意見が真っ先に出ました。
なるほど!
why?は大事な部分!やろう!
この”なぜ(理由)”の部分は、全てを英語で言うことは難しいので、日本語も可にしましたが、全て英語で言いたい!と頑張ってくれた子もいました。
”It’s cool!”
“It’s cute.”
など。
シンプルだけど、しっかり発表最後の”Thank you”まですべて英語で言い終えると達成感あるのは間違いないです。
知っている英語で、最大限表現するそんな練習を積むことの大切さを再認識しました。
STEP3も”This is my pet”の発表
今回の発表って‥‥実は、2年前STEP3でも行ったものなんです。
STEP5の子、もちろん気付いていました。
しかし、同じ課題でも
発表内容も発表の仕方も2年前より確実に成長。
ちょうどSTEP5の発表直後にSTEP3でThis is my petの発表行いました。
たどたどしくも、途中で諦めずに最後までやり抜く姿が素晴らしい!
この時期(STEP3)があって、今(STEP5)があるんだな、とその時々の学習の大切さを改めて感じる機会となりました。
同じ内容を少しずつレベルを上げながらスパイラルに学習するテキスト!教室で使用しているテキストは本当にステキです!
自己表現の大切さ
冒頭に記載しましたが、
英語でのスピーチに求めるものは、
「自己表現の場」であること。
英語学習を行い、それをアウトプットする機会はいろいろとあります。
英会話、英作文、コミュニケーション活動などなど。
その中で、それぞれに求めたい要素は少しづつ異なります。
スピーチで大事にしたいことは、
*自分の意見を持ち、それを堂々と伝えること
*自分以外の考え(感じ方、捉え方)があることを知り、受け入れること
です。
子供たちは普段、「〇か×か」にとにかく捕らわれがち。
答えは決して1つでないことを経験する場として、仲間の発表を聴く機会は有意義です。
発表回数を重ねるにつれて
一般的な発想から、徐々に大きな発想へと発展していく時期が必ず来ます。
誰からも枠を決められない自由な発想の中で、自分らしさを大胆に表現できるまで成長していくことが私は本当にうれしいです。
自己表現をする発表、簡単そうに思えるかもしれませんが、自分の意見をもち、それを人前で堂々と発表する、英語で表現できるようになるまでには、たくさんの時間がかかるものです。
小さいころからの積み重ねは、必ず時間を経て確かな力になる!
焦らずゆっくり、1つ1つの取り組みを(スピーチに関わらず)クラスみんなで認め合える関係でありたいと思います。