ワークブックは大活躍


「ワークブック」
というと、どうしても「副教材」のような気がしてしまうのは私だけでしょうか?

Sunnyで使用しているワークブックは、そんなサブの位置付けではもったいなさすぎる優れものです。ワークブックを120%活用すること、これは私が意識していることのひとつです。

上手な使い方・残念な使い方

この仕事を始めた最初のころを思い出すと、実にもったいない使い方をしていた自分がいます‥‥。
そんな自分を振り返って、「もったいなかった」と思うことと、「こうして良かった!これは大事にしよう」と思うことがあります。

もったいない使い方
安易に宿題にする⇒理解のないまま課題としても学習にはならない
・レッスン時間に黙々と取り組む⇒グループレッスンの良さが活かされない

活用していきたい取り組み方
・宿題にする前に一工夫⇒理解して意欲的に取り組める
・レッスン時間内なら、メインに持ってくる⇒グループレッスンだからこそできる有意義な学び

ワークブックのより良い活用については常に模索中ですが、今現在実際に行っている使い方をいくつか紹介します。

ワークブック使い方紹介

例1) メイン活動として

STEP5にて、”現在進行形”導入に使用しました。
進行形は既習なので、「思い出す+深める」ためにワークを活用。

説明抜きでActivity開始。
・What is that?
・What is the cat doing?
・It’s ~.
・What color~?
・How about ~?
・Once more please.
などなど、コミュニケーションを取るために必要となるフレーズが何度も飛び交います


ワークブックにシンプルに取り組むなら、
・文字が読めるか
・意味が分かるか
その理解度チェックだけにとどまります。
その差・・・・・大きいですよね。

例2)自分で考える時間に

ワークブックを宿題にする際に絶対注意したいことは
・やり方が分からないまま宿題にしない
かつ
・説明をしない
・自分で考える
ということ。

具体的には
Q:何をするページか?
子どもたち:考える→違う→再度考える→理解
という時間を持ちます。

難しい場合だと、考える⇔違う、がかなり繰り返されますが、そうであればあるほど、分かった!の達成感は大きいです。

説明なしに宿題にしていたら、この「考える」機会が持てない子も出てきます。
おうちの人に聞いて「そっか」となれば、それは本人のためにはなりません。
私がやり方を指示していた場合、案外聴いていないことも多いもの。
自分で最後まで考えなければならない状況って実は子供たち少ないものです。どこかで答えがもらえることが多いようなので。あきらめず、頼らず自分で考えに考えるという機会としても良いと思います。

例3)会話の機会を増やす

学習年齢が上がるにつれて、イラストつきの楽しいワークから問題集のような形態になります。
かと言って
・問題を解く→答え合わせ
のような時間の使い方は避けたいもの。

問題集のようなワークブックの活用法には頭を悩ましますが、今年はインタビュー活動に利用しています。
これがなかなか良い時間。
設定した時間内に意欲的に質問をしている姿が見られます。
インタビュー後の発表や、感想などを伝える時間も持つことができています。
単調な使い方をしない、工夫をすることでこんなにも充実した時間になる、と実感。

おうちの方へお願いしたいこと

ワークブックを宿題としたときに心配なことは上述しましたが
・「分からない」とおうちの人に頼ること
です。

私は「分からない状態で宿題にはしない」ようにしていますので、もしおうちで「分からない」となった場合は「忘れてしまった」か「まだ理解がしきれていない」ということ。

では、そのときはどうしたらよいか?ということなのですが、
「分からなかったら分からないと次のレッスン時に伝えてほしい」です。←これは子供たちにも伝えてあります。
宿題は子供自身が取り組むべきものです。

ですので、
もし、お子さんが「分からない」と困っていたら、やり方を教えるのではなく
・一緒に考えてみる
・分からないと次のレッスンで私に伝える
どちらかでお願いしたいです。

Sunnyは保護者に協力をお願いすることが本当に多いです。
いつもご理解ご協力いただき、本当にありがとうございます。
子どもたちが意欲的に、楽しんで教室にやってきてくれることは、そんな保護者の皆さまの協力あってこそ、と感じる日々です。

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