プレゼン力を身につける

新しい学校指導要領のもと、これからは学校で、日本語でも英語でもプレゼンの機会は増えて行くはずです。
つまりそれは、学びの場から巣立ったときに当然必須となるものだということです。

しかし
「さあ、プレゼンしましょう」
と言われてもいきなりはできないもの。
アメリカを例にとると、小さいころからみんなの前に出て発表する機会を頻繁に持つことで、プレゼン力がしっかりと身についていきます。

Sunnyの特徴のひとつは「発表の場が多い」こと。
どんな短いフレーズであっても、まずは人前に出る。
そこからスタートして、相手に伝わるように話す、みんなを見て話す、相手の発表をきちんと聞く、人の発表にきちんと耳を傾ける、そんな基本を大事にしながら、だんだんとスピーチの中身に焦点をあてていきます。

今回は、基礎固めのSTEP1〜3の発表の様子をいくつか紹介します。

STEP1 : 人前に立つことに慣れる

発表内容より、まずは発表の場に慣れることを重視したい時期です。
人前に立つのはとても緊張しますし不安です。

発表を目の前にした子供たちの表情はちょっと硬く、手を挙げることがなかなか出ません。

しかし勇気を出して発表してみると、必ずみんなが温かく拍手で受け止めてくれます。一度前に出ることができると、そのあとは何度でも手が挙がります。人前に立つことが決して怖いことではなく、自分を認めてもらえるという安心感を得ることで、発表がだんだんと楽しくなっていきます。

1回目は自分の席で発表。2回目は席で立って発表。3回目はちょっと前へ…そのあとは前に出て大きな声で発表できました!自信がついたのが分かります☆

STEP2: しっかりとした発表姿勢

STEP1を経て、人前に出ることはもう問題なし。

次に必要なのは、人に伝わる発表をすること。
堂々と立ち、発表の絵やものをしっかり見せ、みんなに伝わる声で発表します。発表のフレーズも曖昧にせず、きちんと練習して臨むみます。
言えるまで練習して自信をつけると、堂々と発表できます。

友達の発表をしっかりと聴くことも大事なこと。頑張って発表している子を応援します。

STEP3: 自己肯定感を高める

上記のSTEP1,2を経た子供たちは、発表の基本はしっかり身についた上で、発表内容が段々とレベルアップしていきます。
ありきたりではない、それぞれの個性が感じられる内容が増えていきます。

自分が好きなもの、いいなと思っていること、こんなアイディアあるよ、そんな自分らしさを表現し、受け入れてくれる仲間の存在があるからこそ発表を楽しめるもの。自分が自分らしくいていい、と安心できる環境があることで発表はどんどん上達していきます。

時間をかけてしっかり準備してきてくれると、それだけ発表者も聴く側も発表を楽しめます。

発表からスピーチ/プレゼンへ

STEP3までのことを今回取り上げましたが、もちろんSTEP4以降も必ず発表の機会あります。経験を積み重ね、中学生を目安にだんだんとスピーチ形式へと変化させることを目指しています。
もうすぐ中学生のスピーチ発表を行います。
その際は何かしらブログで紹介できたらいいなと思っています。
原稿作り、資料用意など、なかなか作業が多くて大変ですが、必ず達成感のある仕上がりとなると信じて応援しようと思っています。

英語を学ぶ意味は?

英語を学習するのは、
「今はそういう時代だから」
「英語を習得することは当然だから」
「テストで点数とらなければならないから」
ではありません。
英語を使って自分の進みたい道を切り開くため。
つまり英語は道具なんです。

日本人だけの社会ではなく、世界中の人と関わっていく時代の中で
・自分の意見を持ち、それを人に伝えることを躊躇しないこと
・人の意見もきちんと聞いて、じっくり考えること
・発信力と受容力、思考力、コミュニケーション力をもっていること
これからの子供たちに必要な力を確実に身に着けてもらいたい!

英語学習だけで終わらない、英語を武器として強く生きていける人になってもらうために、私にできること模索しながらこれからも子供たちの近くで、子供たちとともに取り組んでいこうと思います。


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英語学習4年目になると定期的に英語劇を行っています。テキストを読んで暗記する学習だけでなく、実際の場面でどう英語を使うかをイメージしやすくなるのはもちろん、他にもメリットはたくさんあります。