目標は自分でたてる!

ある日のSTEP6クラスにて。リーディング教材”ORT”は今後どのレベルまであるのか?という話題になりました。→stage9が最終。
今STEP6クラスの子はstage6〜7に取り組んでいます。誰も到達していないstage9の本は我が家に保管されています。未開封で。そのことを話すと、「1番に開封したい!」と盛り上がりました。

うーん…今のペースでは中学卒業までにstage9は無理なのでは…と思ったので具体的に提示しました。

☆stage9到達まであと何冊?→個人差ありますが、50冊くらい。
☆1冊合格するのにどれくらいかかる?→2〜3回(週)
☆1冊を3回(週)ペースだと、年間何冊進める?→年間14冊

結果…そのペースだと中学生の間にstage9に到達できるか、到達できても読み終えられないかも?!という現実に気づきました。ということは?stage9に到達するためには?→当然、もっとペースあげる必要がある!

☆1冊を2週ペースだと、年間何冊進める?→21冊!
これならstage9行ける!と気づくものの…stageが挙がればそれだけ内容が難しくなるということ。1冊2週ペース取り組めるか…不安もあります。目標が高すぎても気持ちが続きません。

さて、そんなやりとりの後、個々に目標を書いてもらいました。

↓stage6に入ったところ。18冊を”今年度に終わる”という目標設定。(stage6ならば週1冊いけます。)

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この目標…けっこう大変なはず。毎週合格したとして年度末時点で15冊くらいかな…。でも、冬休みなど利用して2冊進むとか、頑張ればやれなくもない!翌週から、この子は確実に読んで合格できています。それまでは”今週ここまで”と区切っていたことを思うと大進歩!そして、ホントにスラスラ度が増しました。本人も手応えがあるようで満足そう。

↓stage7に入ったところ。”1冊を3回まで”という目標設定。

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stage7は、なかなかの難しさ。だから、読むだけで合格はできません。スラスラ読む、プラス簡単な和訳もできて合格。先にstage7に進んだ子も苦戦して、1冊がなかなか終われません。しかし、この目標を立てた翌週、この子は半分進んでいました。バッチリに仕上げて!結果、1冊を2週で終わらせるテンポです。

(今回取り上げたリーデイングに限らず)どれだけ周りが口酸っぱく言っても、やるかやらないかは本人次第。人から決められたことにはなかなか本気になれません。
とはいえ、たとえ目標を自分でたてたとしても、具体性のない曖昧な目標は達成までの道のりが遠く感じます。最終目標を意識し、そのために何が必要か、どうすべきか、具体的に小さな目標を設定することがとても大事。そんな目標設定の仕方を自然と身につけていけるように英語学習の場を通じて子供たちと関わっていきたい!縁あって出会った子供たちですので、”今の結果だけで良し”でお別れではなく、将来意味のある学びを提供したい!そんな想いの日々です。

最新ブログ:2024/3/19 英語劇のメリット

英語学習4年目になると定期的に英語劇を行っています。テキストを読んで暗記する学習だけでなく、実際の場面でどう英語を使うかをイメージしやすくなるのはもちろん、他にもメリットはたくさんあります。

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