中学3年生は、受験勉強に真剣な日々。
勉強に対する意識の高さに「さすが3年生!」と感じます。
「Sunnyはあくまで、コミュニケーション英語を目指す」と伝えた上で、それでも参加してくれる中学3年生たち。
「本当にいいの?」とこちらが心配になって確認したところ
・受けたい、楽しみ
・受けないという選択はない
・息抜きになる
という理由で、参加すると意思表示をしてもらえました!
さて、意思確認のうえで参加してくれるのであれば、私のやりたいことはひとつ!
「とにかく、話す!」
これです。
「英語を話す」「英語が話せる」とは?
英語を話す、話せるってどういうイメージでしょう?
・自分の言いたいことを言葉にできる
・なめらかなフレーズ
それこそが話せる、なのかというと、
私はそうは思っていません。
もちろん目標はそこですが、学習段階の子供たちにとっては、目標に向かって進むことが大切なこと。
*間違っていようと、考えていることを言葉にすることをあきらめない
それが、「話す」の大事なステップだと思っています。
会話をするときに大事にしていることは、
文法的な間違いを指摘しないこと。
現在形や過去形、三単現や複数形・・・・頭で考えすぎたら言葉が途切れます。言いたいことを言う、単語を並べる、とにかく言葉にする、それで良いと私は思っています。
聞く側も、相手の言いたいことを一生懸命聞く姿勢を自然と持ちます。
どちらも本当に大切なことです。
”つぶやき英語”の大切さ
私が最近特に大事にしているのが、この”つぶやき英語”。
それって何?というと、
言いたいことが英語で言えないとき、ついつい甘えが出て
「英語で言えない‥‥」
と日本語で言ってしまう、それです。
日本人同士の会話だって、そういう言葉って存在しますよね。
「うーん、なんて言えばいいんだろう」
とか
「え~っと…‥説明難しいなあ」
とか。
そういうフレーズだって、大事な部分だと私は思います。
日本人が英語を話せないとき、沈黙に逃げてしまって、スルーされる状況って、容易に想像できます。
話せない、伝えられないから沈黙して終わりになる、なんて本当に悲しいです。
言いたいことが言えないときに、「なんて言えばいいかな」と言えるか言えないか、それは大事なことだと私は思います。
話している相手が、「この人は何か言いたいんだ、意見があるんだ、なんだろう?」と思ってくれるかどうか、大事だと思うんです。
沈黙はとにかく避けたいところ!
この「つぶやき英語」って、意見を言うことよりも難しいかもしれません。
だって、学校でそういうの習わないですよね。
「えっと、a,bどっちだろう。分からない‥‥」
「うーん、なんて言えばいんだろう」
「問題の意味、勘違いしていた」
「何これ‥‥」
などなど、いわゆる、課題外の部分。
でも、英会話のみで展開していると、絶対にそういう「つぶやき」は外せないんです。つぶやきを排除したら、沈黙の時間になります。
それって不自然!
学校で学ぶ英語⇔会話として身に着ける英語
中学3年生のこの子たちは、これから高校生となり、学校で英会話の時間を持つ機会もあると思います。
そのとき、学校で習う基本文ではない、フレーズとフレーズの継ぎ目になるつぶやきまで英語で話せたなら、困っても「日本語に安易に逃げない」気持ちを持てるはず。
英語を話せるかどうか、は
知識やレベルや学力やそういうものの前に
・話したい
・逃げない
・伝えたい
・分かってもらいたい
その気持ちが大切だと私は思います。
今は9月。これから受験が間近になって、果たして私は中3のみんなとどう関わっていくか、未知です。
が、必要とされる限りこの子たちとしっかり向き合いたいと思います。
受験が終わって、高校生となったとき、また今とは違う環境に身を置いた1人1人の子供たちと新たな関係を築きたい!という楽しみな部分も大きいです。
そんなあと数ヶ月後の未来を楽しみにしながら、今は、今できることを一緒にやっていきます。