Let’s try what you want to do!

全クラスで行なっている30秒スピーチ。》開始したときのブログはこちら
クラスによってスピーチテーマは異なります。
基本的に、テーマはクラスメンバーで話し合って決めてもらいます。

水曜日、STEP7クラスで先日出た希望テーマは

☆英語レッスンでやりたいこと、やってみたいこと

普段私が用意するレッスンではなく、子供たちが自らやってみたい内容って何だろう?
いつもは「これをやったらいいだろうな」という私目線の内容。
そうではない、子供たちがやりたい内容とは??
興味深いテーマ!

やりたいことは、即実行!

迎えた翌週のスピーチで
みんなの「こんなことがやりたい!」の気持ちがとても強く伝わったので、

「やりたいことは、即やろう!」
というわけで、即実行しました。

「え??今から?本当に?いいの?やった!」
とテンションアップ!
やりたい、と思うことをやれるとなると、張り切り方全然違います。

その希望の1つがこちら↓

「時間を決めて英語だけで会話したい」

普段のレッスンでも、
”英語だけで会話する時間”
は作っているものの、困るとどうしても日本語に逃げることになりがち。

しかし、こうして子供たちが自分から提案したことによって、絶対日本語禁止!がかなり意識され、時間内最後まで英語のみでした。

突然だった初回のテーマは、
「好きなこと」について。

このクラスには、英語が話せる大人がもう1人いてくれるので、より会話が充実。keiko先生ありがとう^_^

英語だけの会話時間を終えて‥‥感想を言い合いました。

「言いたくても言えない言葉があった!」
「それって具体的には??」
「強いはstrongなのは分かったけれど、じゃあ弱いは?って考えたら単語を知らなくて困った!」とのこと。

会話中に日本語に逃げることができないからこそ、悩んでいるうちに過ぎていく時間がもどかしくて、強く印象に残った様子。
私にもそんな経験はあるので、よく分かる!
「not strongでいいよ」
と伝えると、
「あ!そっか!!!」と、普段以上に印象に残った様子。

strongに着目した別の子が
「strongって、味が濃いときにも使えるよね?じゃあ、薄いときは?」
なんて質問も出ました。
「not strong?」
「でも 甘いならsweetだよね。甘くないはnot sweet?」
「けど、味が濃いの反対がsweetではないときもあるよ。そのときはnot strong?」
そんな会話のやりとりが生まれました。


*単語を知っているか

ではなく、
*どうやって言いたいことを表現するか
そこに着目できた良い機会となりました。

言いたいことが言えないからあきらめるのではなく、言いたいことをいかにして”知っている言葉”で伝えるか。
それは話す機会のあった人が、身をもって感じられること。
理屈で教えられるよりも、断然印象に残ります。

継続しよう!

とてもよい時間ですので、その後も継続して取り組んでいます。

テーマ自由の、フリー英会話タイム。
英語だけ!と自分たちで決めた以上、そこはきっちり守り切る姿勢が見えます。

子供たちから質問を投げかけてもらい、それに対してみんなで意見を出し合う形式。
“Which do you like, sweets or fruits?”
”Where do you want to go in the future?”
“Do you want to go Disney land? Now you can enjoy new attractions!”
などなど、私が決めた質問ではなく、子供たち自身がそのとき感心がある質問が投げかけられました。

初回は時間3分。
翌週は5分、
そして、直近のレッスンでは制限なし。
気づくと10分くらい経っていることもあります。

日本語に逃げることなく、かと言って、発言することをあきらめることなく、言えることを、言いたいことを発言する1人1人の姿がそこに見られます。

「やりたい!」の気持ちを大切に。

スピーチのときだけでなく、子供たちからは
「こんなことをしてみたい」
という発言はたくさんあります。
全てを受け入れることはなかなか難しいけれど、
「やりたい、やってみたい」
の気持ちを聞き流さず、なるべく添えるようにしたいと思っています。

「勉強」「学習」が誰かにやらされるようなものではなく、
*自分がやりたいことをやることが学びにつながる
そんなふうに学んでいける教室でありたいと思っています。


最新ブログ:2024/3/19 英語劇のメリット

英語学習4年目になると定期的に英語劇を行っています。テキストを読んで暗記する学習だけでなく、実際の場面でどう英語を使うかをイメージしやすくなるのはもちろん、他にもメリットはたくさんあります。