学校・塾とは違う、中学生英語レッスン

今月はレッスンお休み、とお伝えしてありますが、
中学生のみ先日より再開しています。
(中学生の学習のみにしぼった内容)

中学1年生クラス

中学生クラスが、”STEP〇”というクラスと何が違うのか?というと、
テキストが違います。中学生クラスは公立中のテキストを使用します。

「中学の英語学習は大事!」

なんていうと、ちょっと誤解を生みそうなので補足すると‥‥

・テストの点を取ることは大事ではない
・将来意味のある基礎力をしっかり身に着けることが大事。
です。

さて、中学の英語の授業は
「本当につまらない」らしいです。
(↑子供たちのつぶやきより。しょっちゅう言ってます)

教科書は使い方次第。
楽しいかそうでないかは講師の力量。(と、ベテラン先生から言われて…納得!挑みたい!)
学校が”つまらない導入・学習”をしてしまう前に、私が学校より先に導入するようにしています。
何をするか?というと、
基本的にはディクテーション。(聴いて書きとる)
プラス
もう少し難しくて、チャレンジしたくなるバージョン。

いつもと違う雰囲気…何をするのか一年生にはまだ❓かも。

今回のレッスンでは
自分の聞き取った内容を前に出て書いてもらいました。
「前に出て書く」と聞いて…
何食わぬ顔して座っていた子供たちの表情に一気に緊張が走ります。

「え~…違うかも…」
「聞き取れなかったから無理。」
「つづりわからない」
「まさか書かされるとは‥‥きちんと聴いてなかった‥‥(←ありがち!)」
などなど、躊躇する姿がちらほら。

これまでの発表経験数を考えたら、今回もなんてことないのでは?
と思うのですが、
それとこれとはちょっと違うもの。

・自信がない
・答えがわからない
・正しいという確証がない
そんな内容を人前に出すのは、準備のできる発表よりももっと勇気がいります。

「なんでも書いちゃえ。つづりとか合ってる必要ないよ。」の私の声かけに、「書かないのは許されないんだ…」と覚悟を決めて何かしら書き始める子供たち。

今年の中学2年生にも昨年の今頃は何度も言いました。

・だれも答えが分からないのだから、間違えても気にしない
・間違ったって、×じゃない。そこからみんなで考えて答えに結び付ければいい。
・間違いを恐れて何もしないこと、逃げることは何も生み出さない。
・間違えたって、ここにいるメンバーの誰もそれを否定はしない

そして、1年たった今‥‥中学2年生はどんな様子かというと‥‥↓

中学2年生クラス

内容は1年生と同じ。
ディクテーションです。

「前に出て書きたい!」
と希望を言ってくれたので、最初からホワイトボードを使ってチャレンジ。(人数が少なかった午後クラスのみ。)

書き始めていきなり手が止まる二人‥‥
「聞き取れない…」
と、なかなか思うように書き進めません。

久しぶりだったから?
リスニング力が落ちている!!!
そのことにショックを受けつつも、まったく聞き取れない事態がおもしろくなってきて、大笑いしながらなんとか文章を完成させました。

基本は自力。ときどき相談。相手の意見を「なるほど!そっか」と受け止める。相手の違うと思う点もきちんと伝える。それができるのはこの1年の成長!

人に教える、ということ

中2のある子が「分からないことがある」と困っていました。
それに対して私が説明するのを今回は控えて、
理解できている子に教えてもらうことにしました。
これ、とっても大事なこと。

・自分が分かることを、人に分かるように説明する
それができたなら、「わかる」が確かな力になっているということ。

どこから伝えるか、相手が分からないことは何か、どういう例をあげたら伝わるか‥‥頑張って説明してくれました。
「分からない」
って言っていた子が
「分かった!」
と言って笑顔でした。
教える側だけががんばることではなくて、教えてもらう側も「分かろう」という姿勢が大事という話もしました。
分かったふりもだめ。分からないなら分からないというべき。

こんなふうに学びあえる関係、ステキですよね。
教室開校当時は、まさかこんな時間が持てる日が来るとは考えてもみませんでした!
小さかった子供たちが、自分たちの力で学びあえるまで成長していることを嬉しく感じる、ほんわかした気持ちになる時間でした☆


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