学びを止めない

先月、非常事態に備えてチャレンジしてみた「オンラインレッスン」ですが、
緊急事態宣言を受け、いよいよ本格的に取り組むこととなりました。

今、この時期に
「オンラインレッスン」
と言えば、
「どこもそうなるよね」と思われるのでしょうが、

「オンラインをどう活用するか」
はその人次第。
アイディア次第で何通りにもなり、きっと全く同じものはないはずです。

オンラインレッスンをするにあたり
私は、あえて誰かのアドバイスを参考にしていません。
ネット検索すればどれだけでもアイディアを得られます。
しかし、そこを知ったらきっと私らしさが失われる気がするんです。

私の行うオンラインレッスンは、
私が普段向き合う子供たち1人1人の顔を思い浮かべて、何をやるべきかをじっと考える、それだけです。

オンラインレッスンの様子を紹介

Step2

復習と新しい課題をしっかりインプット!手、指を使ってチャンツの内容をしっかり印象付けました。おうちで練習してくれた動画が届いています。がんばっている姿がステキ☆

New Step3

復習ばっちり!チャレンジにも意欲的で、次々と手が挙がります。おうちで練習をがんばっていることがしっかり伝わるチャレンジタイムとなりました☆

Step3

教室で行えば間違いなく盛り上がるページ!オンラインでも教室に負けずに楽しめるように工夫してみました。どうだったかは…生徒さんのみ分かること。私にはなんとも判断できませんが、少しでも楽しめていたらいいな、と思います。

Step4

来週でテキストは終了。最終ページの学習に入りました。来週は発表!そこへ向けてしっかり取り組むことが課題です。前週はなかなか言えなかったフレーズがしっかり言えている子が多く、自宅でがんばって取り組んでいることがよく分かります。

Step7

教室レッスンなら簡単に行えるコミュニケーションアクティビティも、オンラインだと聞き取りづらくて何度も何度も聞きなおしが必要。あきらめずに質問すること、面倒くさがらずにしっかり答えてあげるなど、お互いの気遣いや歩みよりの大切さに気付きます

中学2年生

レッスン中、PCの操作上、顔が見えずに進めなければならない状況がありました。その時間は15分ほど。顔が見えない、声だけが頼り、そのことを理解して積極的に発言することの大事さを学びました。黙ることに逃げない、何か発するという積極性が見られたのは、この機会があったからこそだと思います。

生徒さん、保護者の方の言葉に励まされています

普段教室でのレッスンを常としている私にとっては、オンラインは未知。
新参者です。
オンラインベテラン講師、教室と同レベルのことは到底できません。
が、
元々がオンライン目線でレッスンを行っていないからこそ、
目の前に実際に存在する子どもたちが日ごろ何を楽しいと感じ、何を求めているかがしっかり分かっていることは大きなメリットです。

オンラインは不慣れでも、必ず私だからできることはあると信じ、固定観念に束縛されない自由な発想で、なるべく通常レッスンに近い形態で展開するようにこころがけています。

レッスンプランを考える時点では、けっこうわくわくするものの、実際レッスンを行うとうまくいかない現実にかなり落ち込むこともしょっちゅうです。

レッスンうまくいかなかった…と凹んだ直後に、保護者の方々から

「オンラインレッスン後、即テキスト開いて練習始めました!」と動画が送られてきたり、

「英語が楽しい!そんな気持ちにさせてもらえてうれしい」

「日ごろ閉じこもりばかりだけど、英語のレッスン中はたくさん笑っていて、その声が聞けてうれしい」

「英語レッスン後、楽しかった~って笑顔でした」

そんな連絡をもらうことで、とにかく今自分にできることをやる、そしてどんどん進もう!と思えます。
私を支えてくれるのは子供たちの笑顔と、そして保護者の皆様の理解、協力。日々感謝しています。

私にできることって??

私も小中学生2人を育てる母親の一人として、
学校にも行けず、友達とも会えず、やりたいことを制限される子供たちの日々の生活を十分理解しています。

当たり前だと思っていたことが制限される毎日の中で
・人と交流することへの欲求
に加えて、学びに対する欲求も少なからずあることを感じています。

日ごろは「宿題多い~」、「テスト嫌だな」なんて言っていますが、この状況下で、学校から出される宿題にはちょっと目がきらっと輝きます。
つまり
・学ぶことにも飢えている
ということ。

私が、私の立場でできることは
*子供の学びを止めないこと
だと思っています。

英語教室だから学び=英語、だけではなく、
これからの時代を生きる子供たちが必要となる力を身に着ける学びを、英語と絡めながら提供できたらいいな、と試行錯誤しています。

この状況がいつまで続くかは分かりません。
けれど、決して悲観的にならず、今1人1人ができることに取り組む、今をしっかり、そして楽しく生きる。
そんな日々であってほしいと思います。