中学生クラス

先日の高校生クラスに続いて、今回は中学生クラスについて。

speaking+ thinking

小学生クラスに比べて、「自分の伝えたいことを文章にしてたくさん話す」ことに力をいれています。
その日の課題フレーズや文法事項を用いて、みんなで自分の意見を言ったり、質問したりの時間が多くなります。

そして、ただ話すだけでなく「考える」ことを大切にしています。
テストの疑問文に答えるようなものではなく、質問に対してその返答がきっかけで会話が続くようなものにすること。そのために質問に対しては2文以上で答える、これがルール。

accept various values

・to wear the school uniform every day.
というような文をいくつか用意。
それぞれに対して、自分はreasonable/unreasonableを伝え、どうしてそう思うか、まで発表。
単純にagree/disagreeだけではなく、どうしてそう思うのか、自分はどうしたいのかを伝えることで、「なるほど!」と思えるもの。人の意見を聴くことで自分にはなかった別の視点も生まれます。

 Speech

みんなでインビュー形式や会話形式での会話とは別に、個人発表も行います。
例えば、先ほど例に挙げたreasonable/unreasonableの回では、お互いの意見を出しあい、人の意見も知った上で自分の考えを発表しました。1人1人の意見に根拠があり納得できます。

発表に限らずですが、自分の意見を言う際に素晴らしいと思うことは
*言いたいことが文にできなくても諦めることなく、間違いを気にせず伝えたいことを自分の言葉で言い切る
ということです。

どうしても言えなくて、日本語に逃げてしまうときには「英語だとなんていうかみんなで考えてみる」という時間も大切にしています。自分が言えないことはみんなも同じように難しいもの。けれど、簡単な言葉に置き換えて考えてみるとフレーズはできあがります。そういう積み重ねもだんだんと身についてきているのかなと感じています。

”なぜそう考えるのか”は必須項目

”考える”ことは絶対に大事なこと。
英語で話す力を得ても、”中身がない、話すことがない” のでは意味がありません。

残念ながら、子供たちは「これが好き!」は堂々と言えますが、なぜか?に対しては理由がなかなか出てきません。
もちろん大人だって「理由なんてない」「なんとなく」ということがあるのは分かります。
しかし子供たちが将来”Yes, No”だけ意思表示するのではなく、
なぜそう思うのか、どうしてそうしたほうがいいと考えるのか、問題解決に向けてどう向き合うのか、そんな具体的な思考を持つことは必須です。漠然と英語のフレーズさえ言えれば良い、は学習したことを活かしきれません。

中学生には、”質問に対しての答え+1文”を徹底的に要求しています。最近は慣れた様子で当たり前に+1文もしくはそれ以上に考えてくれます。課題を出すときに伝えていることのひとつに「宿題だからその条件で書くのではなく、自分の力を伸ばすために取り組んでほしい」ということです。
回数を重ね、子供たちの作文力は相当上がったことを実感しています。自分の意見を言葉にし、人に伝える力がついた子が増えました。

全ては積み重ね

「中学生になったからできるようになった」
というように感じられるかもしれませんが、例えば中学生からSunnyに入ってきた子が同じようにできるものではないはずです。

STEP1からみんなの前で発表し、仲間の発表も聴いてきた経験が十分な土台となったからこその今であることは間違いありません。小さなステップが積み重なって、大きな成長へつながっていくのだと、最近の中学生たちを見ていて改めて実感しています。

発表はどのSTEPでも頻繁に行われます。人前に立つこと、話すこと、伝わる工夫、人の発表を聴く姿勢、頑張った仲間への拍手。小さな一歩は大事な一歩。一緒に頑張って行きましょう☆

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