子供たちと一緒に学習していると
「力がついた!」と感じる瞬間がたくさんあります。
コツコツと積み重ねてきた力が結果につながる瞬間、本当にうれしいものです。
STEP4クラス(小学2~3年生メイン)さんのクラスで感じた「書く力がついた!」を感じた瞬間について書きます。
単語テスト
STEP4では文字を読む、書くにかなり力を入れて、毎週のレッスンでいろいろな取り組みをしています。
STEP4進級から半年。折り返し地点です。
読む、書くに意欲的ではありつつも、あともう少し伸びてほしいなあと思っていたところでしたが
先日のレッスンにて、本当に急に、びっくりする勢いで子供たちがどんどんスペルを書いていく様子に驚きました。
テストプリント①
テキストの各Unit学習最後に単語テストを行います。
問題は、ふつうに行うのであれば簡単です。
せっかくなので、プリント内容を超えたチャレンジができるようにしています。
↓
①普通に解く
単語が意味するイラストの番号を下の選択肢から選ぶ
②スペルを覚えて書く
( )の横に、単語のつづりを見ずに書きます。
このとき「スペル暗記」ではなく、単語を音読しながら書きます

この②の時点で、ひとつ前のUnitでは、出題されている単語をすべて書くほどには集中できない子が多めでした。
しかし、今回はみんなが
「わあ!!!書けた!見てみて!」
「おしい!もう一回書く!」
「もうこんなに書けた!」
と、どれだけでもやるのではないかと思うほど、楽しく単語を書いていました。
テストプリント②
テスト①が終わると、次のプリントへ。
このプリントは全員取り組まねばならないものではありません。
①がスムーズにできた子から②へ取り組みます。
①が難しい子は、そこまでとしています。
今回は全員が②へ。
③単語の最初の1文字を書く
appleならaだけ。この時点で書けるものはすべてスペルを書いてもOK.
④スペル全体を書く
ルール:1回に3個以上覚えて書く
1個だと、どうしてもスぺルを丸暗記しようとする子がいるのでそれの防止策です。
書きたい子は3個以上ならどれだけでも書いてOKなので、挑戦したい子はどんどん書いていきます。

急に伸びた要因は?
伸びた理由で思い当たるのは
・辞書引きを1か月ほど前から行っていること
です。》辞書引きのブログはこちら
辞書引きを行うことで
・アルファベットを意識する時間が増えた
・文字の並びを意識するようになった
・ひいた単語をノートに書く機会ができた
というふうに、単語、スペル、音に向き合う時間が増えました。
また、集中力がついたと感じています。
普段読んでいるリーディングの音読もだいぶスムーズになってきています。
読む、書く、文字に触れる
そうしたこれまでの積み重ねが合わさった結果が形になったということです。
できるから楽しい、もっとやりたい
「できる!」
っていう気持ちは、子供たちをどんどんやる気にしてくれます。
できなかったことができるようになると、子供たち、相当テンション上がります。
「書けた!!!!」って声があちこちから聞こえますし
書けないと「もう1度!」「まだやりたい!」「書きたい!」
とずっとあきらめずに取り組みます。
1レッスンずっと単語やる気かもってくらいやります。
子供の集中力を考えたら、30分以上単語を楽しめる?って思うのですが、STEP4以降の子たちは単語を書くことに集中して楽しみます。
この「楽しむ」ってのが大事ですよね。
「できる!やりたい!」って気持ちにあふれている空気が大好きです。
「書く力」は小学生のうちに定着させよう
「書く」ことはSunnyではかなり意識して取り組んでいます。
が、どうしても「苦手」な人はいます。
その「苦手」を甘くとらえていると、中学で本当に辛い思いをします。
そういう子をこれまで見てきているので、かなり対策しています。
小学校では「書く」ことに対してゆるいのに、
中学生になると、「書ける」ことが前提かのように、どんどん文章を書くことを求められます。
数年前までは中学1学期は比較的緩やかな進みでしたが、最近では、1学期中間からどんどん書かされます。
「スペルが覚えられない」
なんてことを言う余裕もありません。
スペルどころではなく、文章全体をしっかり書けてやっと点数がもらえるんです。
英語に慣れていない子供には、本当に過酷だと思います。
英語嫌いはますます増えそうな予感ですし、学習理解度にも差が開くと思われます。
私が中学生だったころとは、確実に全然状況が違います。
保護者の方が想像しているものより相当に進みが速いです。
英語に早くから慣れ親しみ、安心して学校の英語学習に前向きに取り組む子供たちであってほしいと思います。
Sunny のSTEP4クラスメンバー。
今、「書く」ことが楽しい!と意欲を持てたことがとてもうれしいです。
この気持ちが高まっている今こそ、さらにどんどん「書く」ことを強化していきます。