スピーチ機会が多いのがSunnyの特徴。
英語のスピーチはもちろんですが、「日本語のスピーチ」にも力を入れています。
今回は、その日本語スピーチについて書きます。
30秒スピーチ
英語の学習は大事ですが、同時に「日本語で自分の考えを伝える力を伸ばす」ことも大事です。
スピーチテーマはほとんどのクラスにおいて、子供たちから意見を出してもらいみんなで決定しています。
どんなテーマ?
人から決められた内容ではなく、自分たちで決めるのは楽しいものです。
「次のテーマはこれがいいな。」
それを日ごろから考えてくれる子もいるようです。
さて、具体的にどんなテーマがあったかというと
*好きな〇〇
→好きな理由もばっちり!
*好きな食べ物
→食レポ!美味しさが伝わりました。
*もしドラえもんがいたら
→みんなのワクワクが伝わる発表!
*おすすめの本
→本を持ってきて紹介。読みたくなります!
*今、はまっていること
→友達の意外な一面を知る機会にも!
*得意なこと
→実際にその場で見せてくれた子もいて、拍手!
30秒は短い?長い?
30秒って短いと思いますか?長いと思いますか?
突然
「30秒何かについて話してください」
と言われたら、
どう話していいか、何を伝えたらいいか…
・言葉につまって、長く感じる30秒
・伝えることがまとまらず、伝えきらないままに時間が終わってしまう30秒。
思っているよりも難しいものです。30秒で話したいことを話すって。
最初のころは、30秒の長さに困っていた子供たちですが、回数を重ねることで、30秒の時間内に伝えたいことを伝える力がつき、明らかに上手になっています。
中にはあらかじめノートに原稿を書いて練習して30秒で言えるように練習してくる子も。(1人ではなくて、けっこういるんです!)
スピーチ指導は?
「これから毎週30秒スピーチします!」
と伝えたのみで、
「スピーチはこんなふうに‥‥」
なんて、まったく教えていません。
そもそも、私はそれを教えられるほどスピーチが得意ではありませんので。
しかし、
本当にびっくり!
みんな自然とスピーチが上手になるんです。
学校でもスピーチ機会は多いと思いますので、そこでだいたいの枠組みは身についていることや、毎週友達の発表を聴いて、その発表の流れを自然に吸収しているのだと思います。
先日のあるクラスにて
テーマは
「私の好きなものを持ってきて、紹介しよう」
でした。
「私の好きなものは、この〇〇です。
理由は3つあります。
1つ目は~‥‥。
特に~が大好きです。」
というような流れ。
理由を述べるときに、それを後押しする説得力ある説明もあることが増えました。
家族や友達とのエピソード
それを買ったときの想い
みんながどんなことを感じて、今これを紹介したいのか、とてもよく伝わる素晴らしいスピーチばかり!
日本語でスピーチをするのはなぜ?
*英語の教室なんだから英語でスピーチすべき!
と思われるかもしれませんが、
日本語で考えられないことは、英語でも考えられるはずがありません。
英語で話すことだけに力を注ぐと、
単純なことは言えても、
自分の言いたいことを言えるまで発展することが難しくなります。
英語力と同時に日本語力も高めることが大切ということです。
自分の伝えたいことを言葉にして伝える。
人が理解できるように文を組み立てる。
「英語力のためには日本語力」です。
自発的な発展
私は
「30秒スピーチをしよう」
と提案したのみ。
それに対して、そこから形態を発展させているのは子供たち。
「自ら考えて行動できる人に…」という私の想いをおしつけることなく、子供たちは自分たちからやってみたい気持ちを常に持っていて、その機会があれば積極的に取り組んでいます。
次回はこんな発表しよう、という意見交換をはじめ、こんな発表でもいい?何か持ってきてもいい?実際動いてみてもいい?いろんな考えが出てきます。どんな意見も大事。
子供たちの力ってすごい!と思う日々です。
今回は日本語スピーチに焦点あてましたが、
英語のスピーチもとっても上手になんです!
次回は英語スピーチの様子、ブログに書きますね。
「これがやりたい!」に弱い私
子供たちから出た意見は極力大切にしたいもの。
だから、
「これがやりたい!」
の言葉に弱い私です。
ついつい時間を作りたくなる!
レッスン最後5分。
ワークブックに取り組む予定でしたが…
「これがやりたい!」
の気持ちに押されて‥‥
子供から意見の出たゲームを楽しみました。
その変わりに取り組めなかったワークブックは
「おうちで必ずやってくる!」とのこと。
それが必ずできる子たちだから、OK!
今回でしばらく教室離れる子もいて、
最後にみんなで楽しくお別れできたのもよかったかも!