高校生:英語スピーチ

*高校生が通う英会話教室

というと、一般的にどんなことをやっているのでしょう?
私自身が通った経験がなく、またそこで講師をしたこともないので全く分かりません。

大人の英会話に近いとすると、講師と会話、とか?
グループで会話とか?
テキストがあってそれに沿って会話や文法?
何しろ全く分からないので、私は私が思う「高校生に必要」と思う内容でレッスン進めています。

私が高校生に取り組んでもらいたいと考えているのは
「話すことを中心とした活動」
です。しかしなかなかこれが難しい現実に直面して、試行錯誤。
つい先日のレッスン、少し形になってきたかなと思えるので紹介します。

高校生クラスのスピーチ

会話→shortスピーチ

気持ちをほぐす意味で、レッスン最初は 2~3分くらいの短い時間の中で友達と近況報告レベルの短い会話をしてもらっています。

・What did you do today?
・Tell me about your club activity.
くらいのもの。

一方的に話すのではなく、「会話をする」がポイント。
相手の話に「それってどうして?」「どこでやるの?」「いつ?」など、普段の日本語の会話をそのまま英語にしてほしい、という気持ちで行っています。日本語なら会話になるのに、英語だから言いたいことを言えずに諦める、これは絶対に避けたい!

つい先日のレッスンでは

「有名人に会うなら誰に会いたい?そして何をしたい?」

という内容で会話時間取りました。
その後、会話相手の話をみんなへ伝えるスピーチを行います。

自分のことではなく、人のことをみんなへ伝える。
私が最近気に入っている形式です。
「高校生の英会話」に発生するいろんな問題をクリアしてくれるのが、この形態だと思っています。

メインスピーチ

さて、shortスピーチ後は、メインのスピーチ。
この子達が高校生になってから何回か行っているものの…何かあと一歩だと感じています。

そして、それは
「暗記しきれていない」
部分だと思っています。

そして、暗記しきれない理由は、私のレッスン構成にあることを感じました。
構成を変更し、確実にできる!やってみよう!といえる環境に整えて臨んだのが先週→今週。

さすがです、高校生。
やはり準備して来てくれました。

全体でのスピーチを行う前に、ペアで練習タイム設けます。
そうすることで、暗記しきれていない部分に気づいたり、もっと大きく言ったほうがいいな、相手が理解してくれているかなど確認作業できます。

↑多分、これは1回目の練習。
やはり原稿に目がいく様子。

しかし、2回目そして3回目まで練習して、だれも原稿は見ていない!
だんだんと声も大きくなって良い感じです。
しかも、ペアで拍手を贈り合うというステキさ☆

本番。
もちろんですが、今日一番の出来です。
堂々としていて本当に素晴らしい!

「暗記」とは言いますが、「一言一句覚える」なんてことにこだわるのではなく、大まかな内容をインプットして、話の中で自分の言葉で伝えるようにすればよい、とみんなには言ってあります。

「完全に暗記はできなかった。原稿とは違う言い方になっちゃった」という子もいましたが、覚えていないからといってストップすることなく、自分で言葉を選んでスピーチを最後までやれる力が素晴らしいと思います。

暗記にこだわるのには、もちろん理由があります。
私も昔、一時期スピーチにじっくり取り組んだことがありました。
その中でやったからこそ分かる「英語スピーチをするときの頭の中の状況」というのでしょうか…。原稿を見ているのとは絶対に違うふうに脳が働く感覚とでもいうのでしょうか。その感覚を体感してほしいんです。
暗記だけではない、何かを頼らず自分の言葉として英語を話し続け力も身に付きます。


高校生の英語学習。
私も高校生英語講師歴0年の初心者。手探りで、みんなは実験材料!?な存在です。
それが分かっていて「また無茶な課題~!」って笑ってくれるみんな、本当にありがとう。

かれこれ1か月以上このクラスをお休みしていた子が
「久しぶりに参加したら、楽しかった!新鮮だった」ってさらっと言ってくれて私はふんわりとうれしい気持ちでした。

次回テーマは「地震が起きた場合の対策について」です。
テーマだけ読むと、ふーん、ですが、中身をちょっとひねって要求してあります。
思いつきでテーマ発表する私なので、みんな大変ですが・・・・
さて、どんなスピーチを用意してきれくれるのか、とても楽しみです。

最新ブログ:2024/1/30 STEP2発表会

STEP2クラスクラスの発表の様子です。このクラスの人数が増えましたので、月曜日に同内容のクラスを増設します。