中学2年生クラス 不定詞①

中学2年生クラスで最近時間をかけて取り組んでいるのが
不定詞

変なこと言いますが、
私、不定詞大好きです。
好きな理由は「便利」だから。
言いたいことをすっきり言える!

子供たちにもその便利さを実感して、しっかり身に着けてもらいたいので、いつも以上に時間を割いて学習中です。

今回のブログ1回で終わらせるつもりでしたが、書き始めたら1回の量にまとめきれず‥‥なので、2回か3回に分けます。今回はその①です。

使える英語を目指す

不定詞は、ちょうど学校でも学習している箇所。
しかし、学校で学習する内容は、本当に基礎の基礎。

「穴埋め」や「並び替え」のようなテスト問題を解けることで満足して、実際には使えないという状況に陥らないように、実践の場で使えることを目指したレッスンを行っています。

だから、子供たちにも
*テストで解けることを目指した理解
ではなく、
*会話練習の中で「不定詞使うと、言いたいこと言いやすくなった!」の実感
してもらいたいと思っています。

レッスン①基本の不定詞3用法

”不定詞”の学習とは全く伝えずに、ワークシートを配布。

何をするのか全く説明なしにスタート。
となれば、英語を読んで理解するのみ。

まずは、見出しや課題を示す単語に着目なのですが、

survey?
reasonable?
acceptable?

知らない単語だらけ。
辞書を引きたくなりますが、まずは辞書を引かずに予測。
調べることも大事だけれど、調べずに全体の内容から推測することも大事。
予測をたてて、辞書で確認作業。

1つ1つの項目にもハテナ?な単語が結構多い!

「to dye our hair?? dyeってなに?」
誰かの発言に
「うーん‥‥髪をどうすると、え?ってなるんだろう」
「染める?」
「あ!そうだ、きっと染めるだ」
そこまで推測してからの辞書引き確認。
みんなで話し合う良い時間でもあります。
辞書を引いて、意味が合っていると「おお!!」「やった!」って笑顔。

こうしてみんなで意見を交換することもあれば、だれも何も言わずにさらっと通過する文もあります。日本語に都度訳しているわけではないので、子供たちが本当に理解できているかまでは実際分かりませんが、
「英語を英語のまま、感覚でとらえる」ことは大事。

「たぶんこういう意味?」
というふんわりした感覚を受け入れることも大切。
みんなでやり取りする中で、「あれ?意味間違えていた!」なんてこともあります。それはそのとき感じればいいこと。
大事なことは、正解不正解にとらわれず、与えられた環境に身を置くことなんだと思います。

さて
「不定詞の勉強です」
なんて全く伝えていませんが、このSurveyを行う上で子供たちは自然と不定詞使っています。
Is it reasonable to~?
Is it acceptable to~?
そして、その質問に対して、自分の意見を答えることもとても大事。

「不定詞を使って文が言えました」
だけではなく、会話においては、相手の言葉に応える方法ももちろん身に着けておくべき。
学力を測るだけのテストには存在しない、コミュニケーションがここには存在します。

自分の意見と人の意見が違うことに驚きもあります。いろんな考え方があるという気づきも大切。

自然な会話を目指す

Surveyに時間をだいぶかけたので、会話文はサクサクと。
テキストに載っている会話文は、あくまで「例文」であり、それをどれだけ暗記しても自分のものになったわけではありません。

暗記だけならすぐにできます。
実際、2.3回読んだら、テキストを閉じても言えました。
では、そこから大切なことは?

もちろん自分の身に置き換えて、文を言うこと。
自分なら、なんて言う?
それを考えて、オリジナルの会話文を作成してもらいました

棒読みにならないことも大事。What for?を自然に言えると良いですよね。みんな、なかなか上手になりました。

さて、考えてもらった会話文をペアで発表してもらうのですが、
「作成した文は見ずに発表」です。

それは、「文章暗記」という意味ではなく、
想定した状況を頭の中に描いて、それに合った内容を言う
という極力実践の場に似せるということ。

事前練習して会話することなんて、実践的ではありませんよね。
状況をイメージして、その場で必要なフレーズが口から出てくるような、瞬発力を鍛える必要があります。

会話内容は十人十色。

子供たちが作成してくれた会話文は本当に内容が様々です。

・友達のおうちへ行く途中にお菓子を買う。
・友達を誘って公園に行く。
・本屋で漫画買って公園に行く。
・病院へお見舞いに行くので、花を買う。
などなど
その子の中にイメージする状況があって、それはきっと自分の生活に身近なもののはず。
実際の英会話が難しい日本の英語学習状況下では
誰かが勝手に決めた内容ではなく、
なるべく自分に身近に感じる状況を想定して自分のこととして会話することが必要です。

不定詞②に続く‥‥

②のブログでは

「電話に出てくれない?」
「ドア開けてくれない?」
「誰か手伝ってくれないかな・・・・」

という、日常使えるフレーズを不定詞を使って学習した様子を紹介します。
みなさん、なんて言うかわかりますか?
答えはブログ②にて。

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