年に1度の英検団体受験。
今年も10月の受験を目指して、夏休みから英検講座を行っています。
受験級
今年は5級、4級、3級、準2級、2級の受験です。
毎年1級づつ増えて、今年は初の2級受験者対策を行っています。
いつも先頭を突き進むのは、Sunny1期生の高校1年生。
私にとって初めての”2級講座”一緒に取り組んでもらう「同士」という名の「実験的存在」⁉かもしれないことも十分理解して、笑って一緒にいてくれるメンバー。本当に感謝しています!!!(英検に限らず、です。いつも私の無茶を笑って流してくれる度量の広いメンバーです)
そして、今回同じく英検2級にチャレンジする中学2年生もいます。
昨年準2級に合格し、その英語力の伸びは本当にすごいんです!
何しろ「やる気にあふれている☆」
高校生にもきっと大きな刺激を与えている、ステキな存在です。
英検受験に意味がある?ない?
これは、英語教室としては賛否分かれるところ。
私は教室開校当時から「英検反対派」でした。
テストが目的になってほしくない、からです。
これは、英検を避ける教室の最も多い理由かと思います。
きっかけがあって、試しにやってみようかな
という気軽な気持ちでまずは5級からスタート。
そうすると、私の予想とは違う方向でメリットがたくさんありました!
英検のために頑張ったことが、結果的に普段の英語学習をプラスに進めていく。
普段の学習だけではたぶん身に着けることが難しかった要素をしっかり取り入れることができ、結果期待している英語力が向上したといううれしい流れ!
英検講座を受ければ絶対合格??
英検受験を希望される保護者の方にはいろんな想いがあるはず。
A 合格させてほしい!
B 頑張ってチャレンジしてほしい!
C せっかく英語を習っているから、結果が得られるとうれしい
などなど。
私は、
「講座に通えば合格を保証します!」とは絶対言っていません。
暗黙に「保証してもらえてる」と思っているかもしれないので、この発言は衝撃かもしれませんが、そんなお約束はできません。
今回受講のある保護者の方から
「3つの教室の講座のどれを受講するか悩んでいて・・・・・」
と言われたので、「Sunnyで絶対合格するとは言えないので、多分大手の英語教室が良いと思います」とはっきり言いました。
結果、今参加されていますが‥‥。(良かったのか‥‥。でもそれはその方の決断ですね)
私は教室理念に掲げている通り
*自ら考えて行動する人
を育てたいんです。
だから、不必要な手助けはしません。
子供たちが自分で取り組むことの大切さに気付き、やらなくてはと思える状況に置く。
その中で、どう考えて取り組むかは個々に委ねられます。
合格がすべて??
毎年、9月になると模擬テストが始まります。
毎週行われるテストの点数に、みんなの表情が明るかったり暗かったり‥‥
もし、
教室として「合格率」にこだわれば、点数が取れていない子にのみ着目して補習なり対策なり手を打つのでしょうが、それは果たしてその子に何を伝えることになるのかな、と思うんです。「困ったら、誰かが助けてくれる」「大変なときは誰かがなんとかしてくれる」という学びなら、将来的に全く意味を持たないはずです。
私は「合格率」全く気にしていません。
「合格」の結果よりも
「個々が自分の力を出すために取り組んだ」
そこに着目するのみです。
・努力をすれば結果が出るという経験
・大変でも頑張ればうまくいくという自信
・結果がだめでも、それだけではないという前向きな思考
最終的に
「合否に関係なく、自分は頑張った」と思えたら、それが大事な今回の結果です。
また、これは本当に厳しい発言ではありますが、
努力することを放置する子もいるんです。その結果不合格であれば
「がんばったと言えない自分を自覚し、それがこの結果だと理解する」機会です。
「時間は平等」ですね。
どんな時間を過ごすか。
どう過ごしても同じようにときは過ぎて、やらねばならねばならないことから逃げられない。
そのとき自分はどうありたいか。
少し先を見ながら今の自分を見つめる、そんな習慣が自然とつくとよいなと思います。
そんな言葉で表現することなく、体感して取り組んでいる子はたくさんいます☆
結果は自ずと‥‥:みんなを信じて応援するのみ
模擬テストが始まり、いよいよテスト本番がやってくることが子供たちにしっかり意識されます。
この時点までにコツコツ取り組み仕上げている子
これまでやらずにひっそりしていたけれど、結果が明るみなり焦る子
やれている思っていたのに、さほど結果が出ず落ちこむ子
どんな子にとっても、本試験に向けて、残りの時間をどうするか考えて行動する大事な時間となります。
毎週会うたびに、表情がキリっとしていくのが分かります。
人生で、「やらなくちゃ」の場面は何度だって訪れます。
そのとき「やれる!」と思って取り組める人であってほしいと思います。
誰かに救われると期待したり、根拠なく「なんとかなる」と着手しないのではなく、自分の道を自分の手で切り開ける人になってほしい。大げさですが、子供たちが体験する機会一つ一つが、将来につながる経験のひとつとなると信じて、私は私らしく英検講座を行っています。