先日体験レッスンにいらした、他教室で英語を学習中のお子さんの保護者の方が、
「この内容は学習済です」
とおっしゃったのが印象的でした。
「学習済」とは何か‥‥?という点です。
私の考えを説明しましたが納得されている感じではありませんでした。
普段ならあまり気にならないけれど、何かが引っかかる…‥
それがなぜか?を考えて数日が過ぎました。
1度習った=習得?
例えば”小中学校の英語テキスト”を例に挙げると、
基本的には各Unitで学習した文法事項は学年が上がってから再度学習することはありません。
もちろん、基礎要素から学習するのでそれに肉付けするような学習形態にはなっていますし、既習事項は本文内容に組み込まれて登場しますが、再度メインターゲットとして取り上げることはない、という意味です。
通常そういう学習方法が当たり前に感じるかもしれませんが、SunnyではSTEP1が基礎の基礎を学習するというスタイルではありません。
STEP1にして既にほとんどの文法要素に触れます。進行形、関係代名詞、三単現、疑問詞、To不定詞…
でもそんなことはまさかSTEP1で学習が済んだなんてことはありません。
STEP2でも同じような文法や単語、表現が繰り返し登場しながら、運用力を高めていきます。
何度も触れる
先日のSTEP6のレッスンでは
Where/When/How/How longが登場。
もちろん初めてではありません。
復習としてさらっと確認しつつ、新しい要素と絡めて次へ進みました。
STEP6のレッスンが楽しいと感じる点は、
「あ~、そういうことか」という理解の速さと深さ。
これまで学習して得た知識は1つの点。
いくつもの点がつながって形になる感覚、それが子どもたちの様子からしっかりと伝わります。
学び方はいろいろ
それぞれの英語教室によって多くの学び方があります。
ですが、目指す方向は大きなくくりで言えば「英語の習得」だと思います。
もちろん「習得」という言葉の範囲はとても広くて、具体的に何をもって「習得」「達成」と捉えるかは異なります。
このブログ冒頭に書いた
体験レッスン保護者の方のセリフは、数日間私の中でモヤモヤとしていました。
それがなぜなのか、何が引っかかるのかといろいろ考えていたのですが、今回紹介したSTEP6のレッスンの子供たちとのレッスンを経てこのモヤモヤがきちんと整理されました。
各STEPで使用しているテキストが他教室のテキストと比較されて「まだこの内容?」と思われたとしても、学習の先に到達するレベルには自信があります。
コツコツと積み重ねた基礎は、必ず大きく実を結ぶときが来ることを経験上理解しています。
詰め込むだけの学習で良いのならどれだけでも詰め込みます。
しかし、それが子供たちの身につかない一方的なものであるなら本当に残念な学習です。
「1か月で絶対身に付く」とか、「1年で必ず達成できる」とか、裏技のような言葉をよく耳にしますが、Sunnyにはその技はありません。
英語が教科(勉強)になる前に英語に触れる時間をせっかく得られるのであれば、時間をかけてしっかりと身になる学びを行いたいと思っています。
結果を急がず、小さな積み重ねを怠らず、やるべきことを丁寧にやる。
古臭いのかもしれませんが、私はそれに尽きると思っています。
こんな考えの私なので、Sunnyの子たちはやるべきことも多くて子供たちから文句も出ます(笑)。
先日、課題への取り組みに対していつもより厳しい発言をしました。
それに対しては、その場で子供たちからかなり批判されて言い方を間違えたかも、と反省しまくりました。
その翌週、全員が課題にしっかり取り組んできてくれました。
笑顔いっぱいで「やってきたよ!!」って。
これができるSunnyの子供たちを本当に誇らしく思います。
みんなが必ず「がんばってよかった」と思えるよう一緒に進みたいと思います。