中学2年生 不定詞③使える英語・話せる英語

不定詞①ブログの最後に、質問を投げかけたままだったことに気付きました…

今回は、その続きを含めたレッスンを紹介します。(が、実際には、不定詞ほとんど関係ない内容です‥‥)

I want 人 to~の文

まず、お母さんと子供のイラストを見ながらのリスニングでスタート。

絵は…いつも勢いで描いているので、クオリティは…ご容赦ください(笑)

CDでお母さん怒りのフレーズを流してストップ。

Q : What did you hear?
SS:  ”I want to study hard!”

って、絶対みんな答えてくれますが‥‥一瞬沈黙ののち

SS: え?あれ?
SS: それっておかしくない??

だね。
お母さん、そんなこと言いながら怒る?
勉強したければ、お母さんすればいいよねって、みんなで笑って。

さて、では何が違うんだろう?このフレーズ。
みんなから意見出し合いながら、最終、文中にyouを入れることが分かると、それ以降の部分もすぐに完成しました。
↓テキストチャンツはこちら。

想像できちゃうこのシーン!こうしてチャンツになってみんなで練習すると、子供の心の叫びに母の立場として‥‥私もちょっと心が痛いです。現実的!

まさにこんな状況↑に使える、「誰かに何かをしてもらいたい」の言い方。

*注: 実際には、日本語が示す「〜してほしい」より厳しい言い方。
そのニュアンスも伝える必要はありますが、まずは、文の構造としてI want someone to〜.の導入しました。

知識で終わらせない!

テキスト本文を理解できたとしても、スラスラ読んだとしても、それはあくまで知識を身につけたのみ。
「使えるフレーズ」
と思えるまで訓練することが大事です。

そのために応用練習は欠かせません。

・ドア開けて~って、どう言う?
・電話出て~は?
・手伝って〜だと?
などなど
自分たちに身近に感じるフレーズをどんどん英語にすることは大事。

いつ使うか分からないフレーズをインプットすると、英語は ”学習” の域を抜け出せません。
学校のテストはまさしくそれ!
↓昔と変わらず…今の子たちもまだこんなのやってます…

学生の頃は何にも思わなかったけれど、今こういう問題を解くと相当違和感あります…。これって英語なの?それともただの脳トレ??

不自然な和訳をしない

上のようなテスト問題を見て、最も違和感を感じるのは
「日本語が変」
ということ。 

・普段使わない日本語で問題が出てくる
・和訳問題に対する解答にも、普段使わない言い方を正解とされる。

普段使う日本語と英語を結びつけずに、実際の会話に発展するはずがないのに…。

教室で使用している教材のワークブックにも和訳問題はあります。
が、sunnyでは、より自然に訳すことを求めています。例えばこちら↓

子供たちになんて訳そう?と質問すると、いろんな解答。
3番がなかなか面白かった!

「私は、あなたに謝るための手紙を書いてほしい。」

え?え?
一瞬混乱しません?
でも多分、これが模範解答?なのかな、学校では。

けど…そんな言い方する人いないのでは?
なのでより自然に。

「手紙であやまってほしい」
「謝罪文かいて。」
「謝罪しなさい!」
なんてところまで発展して笑いました。

私からすれば「どれもマル!」です。
この文章を書くにあたった背景までは分からないので、状況次第でいろんな日本語で表現できるはず。

普段使わない日本語フレーズと英語を結びつけることは、英語を使えないものにする要因の1つだと思っています。

身近なフレーズを英語で言う

普段何気なく使うフレーズといえば、
「えーやだー」「めんどくさーい」
とか。英語で言えますか?

レッスン中に子供たちがさらっと発する日本語をその場で英語にする、なんてこともよくやっています。

子供たち、一瞬「???」となりますが、落ち着いて誘導すれば言えます。
だって、実はとても簡単な言葉なので。
既習のシンプルな単語で言えることがたくさんあることに気づいてもらいたいと思っています。
「6年学んでも英語を話せない」
という、典型的な日本人英語学習者の1人にならないために‥‥訓練、訓練です。もちろん楽しみながら☆


最新ブログ:2024/4/22 「自信を持って中学英語につなぐ」

Sunnyは”塾”ではないけれど、「学校の英語で点数を取ること」も大事なことと考えています。
幼時からの学習を確実に中学英語につなげるために、Sunnyで取り組んでいること、紹介します。